クリック率をあげるリッチリザルトと構造化マークアップ〜渋谷区のマンションで見てみる

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スマホ検索でテキストの下に表示されるボタンが
目立っていてクリックしやすいので表示させたい。

星でレビューをのせたり、レビューの文章を
もっと表示させて目立たせたい。

ホームページやブログでは、『できるだけ検索されて、できるだけ目立たせたい』と多くの人が思います。

検索結果で目立つ表示といえば『リッチリザルト』ですが、「どういう仕組みなの?」「どうやって表示させるの?」というような疑問をお持ちの方が多いです。

そこで今回は『リッチスリザルト』と『構造化マークアップ』について取り上げていきます。

リッチリザルトとは?

まず、最初にリッチリザルトって何?ということに触れておきます。

「分かりにくい」という印象をうけるのは、呼び方がいろいろありすぎて混乱してしまうからです。

リッチリザルトの種類には『段落型、リスト型、図表型、ボタン型など』があります。スマートフォンなどではクリックしやすいボタン型が多いです。「強調スニペット」については、こちらでも説明しているので読んでみてください。
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このように呼び方が複数あるので、あまり気にしなくても大丈夫だと思います。

ここではリッチリザルトがどのように表示されているのかをみていきます。


「賃貸マンション オーナー」
で検索すると 記事の見出しがスニペットとして表示されています。 気になる見出しから読むことができるので、クリック率もあがります。キーワードによってどのように表示されるかは違ってきます。


つぎに「賃貸マンション ブランドランキング」で検索してみます。 マンションのブランド名がスニペットとして表示されています。 気になるマンションブランドを選んでクリックできるので、検索者が見たい情報にたどりつきやすくなっています。

Googleのガイドラインにスニペット生成のプロセスなどについて書かれているので、ご参考にしてください。

>>Googleガイドライン上級者向けSEO

構造化データのマークアップ

リッチリザルトを表示させやすくするのが『構造化データ』です。


そして、構造化データは検索エンジンにページの内容を伝えるために記述します。検索エンジンは単語を読み取っていてもその意味までは理解していません。

その単語がどういう意味なのかがわかるように構造化データを記述していきます。記述内容によっては検索結果にリッチリザルトが表示されることがあります。


例えば、レシピサイトなどでは「写真、動画」不動産サイトなどでは「パンくずリスト」「価格帯」「金額」「評価」「カテゴリー別」じゃらん(イベント情報)などでは「イベント名」「エリア」「開催日」など。

一般的な検索結果には、タイトル、URL、descriptionなどが表示されますが、商品、人物、会社概要、レストランなどの紹介ページでは、価格、評価、口コミ、などの情報を追加で表示させる事ができます。

「渋谷区 マンション」でみる

検索表示画面では、さまざまなリッチスリザルトを目にすることが多いと思います。

リッチリザルトは検索エンジンの検索結果に、通常表示される情報にプラスして表示される付加情報と考えることができます。


渋谷区の『価格帯』や『条件』などのカテゴリーが表示されています。suumoのウェブサイトには渋谷区マンションは1,000件以上登録されていますが、リッチリザルトから探している価格帯の検索結果にワンクリックでいくことができます。

不動産のSEO リッチスニペット
リッチスニペット

広告にもリッチリザルトの表示がされています。

他の検索エンジンやツールなどはどうなのか?ということも頭にいれると、「渋谷区 マンション」のようなキーワードを Yahoo!で検索すると、Yahoo不動産のリッチスリザルトが大きく表示されているので、他のスニペットは目立ちにくくはなります。 

Yahoo!知恵袋などでお悩みのある人の目につくページに広告を掲載できるのは一定の効果は得られそうです。
 bingでは、順位が1ページ目であれば、2位〜5位のページがリッチリザルトとして表示される傾向があります。 

スマホとPCで、多少順位が異なることがありますが、スマホのみリッチリザルトで表示されているというケースもあります。

スマホのみ数字リストで表示されていました

リッチリザルトに構造化データを追加する

リッチリザルトを表示させるには、構造化データを追加をする必要があります。

特に別段の記載がなければ、Google 検索では以下の形式の構造化データを使用できます。

・JSON-LD

・microdata

・RDFA


Googleのガイドでは構造化データの設定方法について紹介しています。

>>Google 構造化データの仕組みについて



【お問い合わせページにスニペットを表示させたい場合】

URL、会社名、連絡先などを表示させる事ができます。

たとえば、Unlimited Ball Bearings Corporation のお問い合わせページに、下記の JSON-LD 構造化データのスニペットを入れて、連絡先情報を表すことができます。

 
 
<script type="application/ld+json">
{
 
"@context": "https://schema.org",
 
"@type": "Organization",
 
"url": "http://www.example.com",
 
"name": "Unlimited Ball Bearings Corp.",
 
"contactPoint": {
   
"@type": "ContactPoint",
   
"telephone": "+1-401-555-1212",
   
"contactType": "Customer service"
 
}
}
</script>

Google のガイドページ


「name」「contactPoint」などのプロパティーは検索して調べておきます。

>>プロパティの検索



【画像を表示させたい場合】

画像に加えて評価なども入れられます。

Google 検索では、構造化データを利用して検索結果の特別な機能や拡張機能を有効にします。たとえば、以下のようにレシピページに有効な構造化データを含めると、検索結果が画像付きで表示されます。

{
 
"@context": "https://schema.org/",
 
"@type": "Recipe",
 
"name": "Grandma's Holiday Apple Pie",
 
"author": "Elaine Smith",
 
"image": "http://images.edge-generalmills.com/56459281-6fe6-4d9d-984f-385c9488d824.jpg",
 
"description": "A classic apple pie.",
 
"aggregateRating": {
   
"@type": "AggregateRating",
   
"ratingValue": "4",
   
"reviewCount": "276",
   
"bestRating": "5",
   
"worstRating": "1"
 
},
 
"prepTime": "PT30M",
 
"totalTime": "PT1H",
 
"recipeYield": "8",
 
"nutrition": {
   
"@type": "NutritionInformation",
   
"servingSize": "1 medium slice",
   
"calories": "230 calories",
   
"fatContent": "1 g",
   
"carbohydrateContent": "43 g",
 
},
 
"recipeIngredient": [
   
"1 box refrigerated pie crusts, softened as directed on box",
   
"6 cups thinly sliced, peeled apples (6 medium)",
   
"..."
 
],
 
"recipeInstructions": [
   
"1...",
   
"2..."
   
]
}

出典:Googleのガイドライン

構造化データの設定は、比較的簡単なGoogleのSearch Consoleの「構造化データマークアップ支援ツール」やプラグインなどで対応することもできます。

>>構造化追加プラグインMarkup (JSON-LD)


写真、動画、パンくずリスト、会社情報、評価、価格、イベント、窓検索などのリッチスニペットは、「飲食店」「不動産」「エンターテイメント」「転職」関連では必須になってきています。

品質の高い記事』『用語の解説』なども表示されやすくなります。

スマートフォンからの検索でボタン型のリッチスニペットが表示されると、興味のあるカテゴリーからワンクリックで検索できるので、ユーザーが訪問しやすくなります。

評価の高いレビューが表示されていると、良い印象をうけるのでスニペットでレビューの表示をさせたいと考える方も多いです。

リッチリザルトのまとめ

今回は『リッチリザルト』『構造化マークアップ』についてご紹介してきました。

今回のまとめとしては、構造化マークアップをしながら、Googleのガイドラインにそってリッチリザルトが表示されやすい記事をアップした方がよいということです。

偶然に条件が重なることでリッチリザルトが表示されていることもあるので、質の高い記事を更新しておくことをおすすめします。

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