Webデザインは独学で可能?Webサイトの改善で初心者におすすめの本は?
情報を伝えるために大切なWebデザインは、見た目を魅力的にするだけでなく分かりやすく伝える機能もあります。「大事だとはわかっていてもトレンドにも影響されるので難しい」「UIを見直したいが何を参考にすればよいのか?」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。Webデザインの初心者向けにおすすめの本をご紹介します。
UIとはユーザーインターフェイスの略です。Webサイトでの見た目や機能がUIになります。
(文字の大きさ・フォント・デザイン・画像・カラー・ボタンなど)
◆ レイアウト・色・文字の大切な基本と生かし方『デザイナーになる』新版
◆ 2万回のABテストからわかった『支持されるWebデザイン事例集』
目次
目的別に探せて、すぐに使えるアイデア集『Webデザイン良質見本帳』第2版
Webデザイン良質見本帳は、国内外のWebサイトトータルプロデュースが強みのCoco-Factoryの代表である久保田涼子さんが著者です。
シンプルですっきりとしたデザイン、ナチュラルで優しいデザイン、クールなデザイン、堅実で信頼感のあるデザイン、季節感が感じるデザインなど、印象から考えるデザインに必要な要素の解説にとどまらず、カラーから考えるデザイン、業種・ジャンルから考えるデザイン、レイアウトや構図から考えるデザインといった目的別に探せるアイディア集になります。
また、無料で使える写真素材サイトや配色ジェネレーターなどWebサイトのデザインに関する情報も豊富です。
本のタイトル | 目的別に探せて、すぐに使えるアイデア集 Webデザイン良質見本帳 第2版 |
特徴 | 本書は「クライアントとの打ち合わせをする際に方向性を共有できる見本がほしい」 「イメージはあるけれど、何が重要で、どう作ればいいかわからない」 「デザインのアイディアが見つからない」ときにすぐに使える見本集としても Web制作にも活かすことができます。 |
著者 | 久保田 涼子 |
出版社 | SBクリエイティブ株式会社 |
〜Webデザイン良質見本帳〜
◎Web制作のデザインの知識を身に付けたい方向け。
◎Webデザインのアイディアを参考にしたい方向け。
レイアウト・色・文字の大切な基本と生かし方『デザイナーになる』新版
デザイナーになるは、アートディレクター・グラフィックデザイナーである著者がデザインの基礎知識やデザイン事例を紹介しています。書体による印象の違い、コンセプトやリサーチなど、デザイナーを目指す人のための入門書としておすすめの本です。どの書体にどのような要素を組み合わせれば、どんな特徴を言語化、表現できるのかわかります。
「デザインで目的を形にするために必要なことは何か?」といった基本を知らなければいけませんが、レイアウトの手法、色や書体による印象の違いといった基礎から学ぶことができます。
本のタイトル | レイアウト・色・文字の大切な基本と生かし方『デザイナーになる』新版 |
特徴 | こんな印象を残したいというデザインによる印象作り、 要素のサイズ比率、書体・色味・装飾の雰囲気、余白 などの基礎知識から学ぶことができます。 |
著者 | 永井 弘人 |
出版社 | 株式会社エムディエヌコーポレーション |
〜デザイナーになる〜
◎デザイナーを目指したい方、デザイナーへ発注する方向け。
◎Webデザインの知識を身につけたい方向け。
2万回のABテストからわかった『支持されるWebデザイン事例集』
支持されるWebデザイン事例集は、WebサイトのABテストを通じて事業の改善活動をサポートするKaizen Platform社に所属する著者が、ランディングページ、一覧ページ、詳細ページ、フォームページ、コピーにおける改善方法と課題を明確にしています。新規ユーザーがWebサイト内で迷ってしまう、メリハリがなく見づらい、判断に必要な情報が目立っていないなどの具体的な事例は自社の仮説、検証にも役立ちます。
4年間で約300社の大企業のクライアントに対して2万回を超えるABテストを実行し実績を積んできた著者が、ABテストで実際に成果の出た事例を集めているので、Webデザイン改善の多くのノウハウを蓄積。業種特有の課題にも対応しています。
SNSなどを通じてWebサイトへの流入も多様化している中で、顧客最適化のための改善に取り組んでいる著者の事例集を覗いてみてはいかがでしょうか。
本のタイトル | 2万回のABテストからわかった『支持されるWebデザイン事例集』 |
特徴 | ABテストを通じたWebサイトの課題と改善方法 が満載です。Webサイト改善の必要性は理解しつつも 思うように改善活動が進められていない方も実際に 成果の出た事例集は参考になります。 |
著者 | 鬼石 真裕 |
出版社 | 技術評論社 |
〜支持されるABテスト事例集〜
◎Webからの問い合わせ数を増加させたい方向け。
◎Webの改善で無駄な対応を減らしたい方向け。
Webデザインの改善をするには
Webサイトのデザインは、1900年代はボタンなどに質感や影をつける使い勝手へのこだわりがポイントでしたが、2000年代に入るとシンプルでフラットなデザインが増えていきました。その傾向は続いており、マテリアルデザインをベースにグラフィックツールを使用したデザインで見栄えを整える手法が主流です。
また、2024年4月よりウェブアクセシビリティの合理的配慮が義務化されました。努力義務ですが、ウェブサイトの場合ではJIS X 8341-3:2016に準拠したウェブサイトを作り、ウェブアクセシビリティを確保することがこれに当たります。
Webデザインのトレンドも確認しながら、自社の課題を明確にすることから始めましょう!