不動産会社におけるSEOの基礎知識【サイトマップとパンくずリスト】

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サイトマップはGoogleがクロールしやすいように設置し、パンくずリストはユーザーが迷わないようサイト内の階層を表しています。どちらもWeb内のナビゲーションのようなものです。今回はサイトマップとパンくずリストについて解説していきます。

サイトマップとは?設置すると情報が探しやすくなる

誰もが知っているような大企業のサイトにも必ず設置されているサイトマップ。設置するとどのようなメリットがあるのでしょうか。

▪️サイトマップを作るメリット

  • ユーザーにサイトの構成が伝わるので情報を探しやすくなる
  • キーワードをリンクとして使用するので、キーワードでのアンカーテキストを増やすことができる
  • 上層ページの内部リンクが増えるので、ページの価値を高められる
  • 検索エンジンにサイトの情報が伝わるのでクロールしやすくなる

たとえば、SUUMO(スーモ)の総合サイトマップは、「各都道府県から物件や不動産会社を探せる」「新築マンション・中古マンション・新築一戸建て・中古一戸建てなど物件種別から情報を探せる」「物件種別ごとのお悩みにカテゴリー分けされた記事を探せる」「住まいや暮らしのお役立ち情報を探せる」ので便利です。情報が多くなるほどごちゃごちゃになりがちですがサイトマップによって何の情報がどこにあるのか一目瞭然です。

▼SUUMOのサイトマップ例

総合サイトマップサイトマップ|リクルートの不動産・住宅サイト
不動産会社向けサイトマップサイトマップ
全国の不動産情報沿線・エリアサイトマップ|リクルートの不動産・住宅サイト
打ち間違いのページスウモ(打ち間違いページ)|SUUMO(スーモ)


▼サイトマップを作成送信する

  1. サイトのどのページを Google にクロールさせる必要があるかを判断し、各ページの正規 URL を決めます。
  2. どのサイトマップ形式を使用するかを決めます。サイトマップを手動で作成することも、各種サードパーティ ツールのいずれかを使ってサイトマップを生成することもできます。
  3. サイトマップを Google が使用できるようにするには、サイトマップを robots.txt ファイルに追加するか、Search Console に直接送信します。

サイトマップ形式

Google では、下記のように複数のサイトマップ形式をサポートしています。すべての形式で標準のサイトマップ プロトコルを使用してください。現在、Google では .<priority> 属性を使用していません。

どの形式でも 1 つのサイトマップにはサイズが 50 MB(圧縮しない状態で)以下、URL が 50,000 件以下という制限があります。これよりサイズが大きい場合や、URL が多い場合は、複数のサイトマップにリストを分割する必要があります。または、サイトマップ インデックス ファイル(サイトマップのリストを参照するファイル)を作成して、そのインデックス ファイルのみ Google に送信することもできます。複数のサイトマップやサイトマップ インデックス ファイルを Google に送信できます。

XML

次のサンプルは、1 つの URL の場所を指定するごく基本的な XML サイトマップです。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<urlset xmlns="http://www.sitemaps.org/schemas/sitemap/0.9">
  <url>
    <loc>http://www.example.com/foo.html</loc>
    <lastmod>2018-06-04</lastmod>
  </url>
</urlset>

sitemaps.org でさらに複雑なサンプルやドキュメント全文をご覧いただけます。

代替言語ページを指定するサイトマップニュース、画像、動画ファイルのサイトマップのサンプルを紹介しています。

参考:Google search consoleヘルプ

パンくずリストとは?サイトの階層を表している

パンくずリストとはWeb 内のナビゲーションのようなもので、サイト内の階層を表しています。パンくずリストを設置する主なメリットは以下のとおりです。

▪️パンくずリストを作るメリット

  • ページの階層が深くても検索エンジンに比較的インデックスされやすくなる
  • ページのタイトルやキーワードをリンクとして使用するので、キーワードでのアンカーテキストを増やすことができる
  • 上層ページの内部リンクが増えるので、トップページの価値を高められる

 不動産会社のWebサイトでは物件のページが複数のカテゴリに別れているため、パンくずリストなどのリンク構造はカテゴリー構造と一致させるなどの検索エンジン対策が必要になります。 


▼パンくずリストの作り方例

⚫︎パンくずリスト
不動産トップ→不動産売却→一戸建て売却・査定→神奈川県→川崎市川崎区の一戸建て売却・査定

⚫︎URL
https://サイト名/uri/souba/kodate/area_No./city_No./

⚫︎ユーザーの動き

「グローバルナビゲーション」→「売りたいのプルダウンより、売却相場を見る」→「物件種別を選択」→「地域からエリアを選択」→「エリアをさらに絞る」→売り出し中の物件一覧と売却相場を表示

参考:Googleガイド(パンくずリスト)

サイトマップとパンくずリストまとめ

サイトマップとパンくずリストのメリットについてご紹介してきました。必ずしも作成しなければいけないということではありませんが、「新しく制作したWebサイト」「ページ数が多いWebサイト」「外部リンクの少ないWebサイト」「アノテーションタグを使用している」などのケースでは設置することをおすすめします。

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