【不動産投資】のSEO対策は難しい?キーワードの特徴と5つのポイントや集客方法を解説!

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中古アパートや投資用マンションなどの収益物件。不動産投資業界はSEO対策の難易度が高く、どこから手をつけるべきか分からないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。投資関連のWebサイトやブログでは 信頼のおけるコンテンツでしっかり対策しておくことが大切です。 

不動産投資でやるべきSEO対策の5つのポイント

不動産投資のSEO対策は以下の5つのポイントがあげられます。それぞれのポイントについて詳しくご紹介します。

  • 流入経路と反応率を考えているか
  • コンバージョンへの導線はあるか
  • ユーザーのニーズに合っているか
  • コンテンツの戦略はあるか
  • 軸となるキーワードを分類しているか

流入経路と反応率を考えているか

Webサイトやブログを運営する際に、最も重要なポイントは「Webサイトへの流入経路と反応率」です。たとえば、検索から充分な流入が見込める場合ならOKですが、社員の営業活動もSNS運営にも人件費がかかっています。利益が低い場合にWeb広告を回してしまうと赤字になる可能性もあるので、広告費がかかっても採算が合うのであれば流入経路として考えます。流入経路にも優先順位を決めることが大切です。

広告とインターネット検索からの流入ですが、短期的な施策としては広告を利用し、長期的な施策としてはSEO対策を行う方がメリットがあると思います。

運用方法メリットデメリット
広告のみで集客すぐに成果がでやすい
※ユーザーに合わせた媒体を選ぶ
ずっと広告費がかかる
SEOのみで集客広告費がかからない
※方向性を間違えなければ
成果が上がる
特に、Webサイト制作後すぐには
成果がでにくい 
広告+SEOで集客すぐに成果がでて、いずれ広告費も
かからなくなる
最初に費用がかかる
※運用しながら改善は可能


上記①〜③のうち、最適な運用方法はターゲットユーザーやブログ、Webサイト運営の目的によって異なります。また、ユーザーの年齢層などでSNS広告で使う媒体を選びます。

コンバージョンへの導線はあるか

不動産投資の集客方法はとして、ブログ、ホワイトペーパー、セミナー(動画も含む)、無料相談、メールマガジン、書籍などが一般的です。

◎集客方法(導線)の例

  • 広告→資料請求→個別面談
  • 広告→ガイドブックプレゼント→セミナー
  • 不動産投資ブログ→資料請求→セミナー
  • 不動産投資ブログ→税務相談
  • 不動産投資ブログ→書籍プレゼント

高額商材ですのでいきなり面談や問い合わせというより、資料請求や無料ガイドブック、セミナーなどを挟むことがほとんどです。ユーザーの悩みに寄り添うコンテンツを用意し、流入後のアクションを想定しておくことが大切です。

ユーザーのニーズに合っているか

本当に伝えるべき情報をどのように伝えるのかを明確にすることで、自社に適した対策を把握することが可能になります。ユーザーの顕在需要と潜在需要自社の強み、弱みを把握することが自然に売れる状態を作っていくことにつながります。

◎ユーザーニーズのリサーチ例

  • サジェストキーワード
  • 検索結果上位の競合ページ
  • 悩みや失敗、解決策などから

webサイト運用方法特徴
コーポレートサイト+ブログ
(コーポレートサイトとブログを別々に運用)
コンテンツマーケティングが王道。
※不動産投資関連のブログから流入させる
コーポレートサイト+LP
(コーポレートサイトとLPを別々に運用)
LPを広告で運用する場合に必要。
※広告費がかかるので高額案件のみLPに反映させる
Webサイト+LP(サイト内)
(Webサイト内にLPを設置)
Webサイト内にLPを入れることで、
Webサイトのアクセス数を増やす


たとえば、コーポレートサイトとLPを別々に運用していて、コーポレートサイトのリニューアル時に、LPを新サイトに設置する(LPのドメインのパワーをリダイレクトさせる)などは、よく行われます。単価が低く広告が回せない場合や商圏内に競合が多い状態であれば同じサービスで戦わずに、他のサービスをプラスし単価を上げた状態でLPに反映させ広告を回すことも検討します。

コンテンツの戦略はあるか

ユーザーに必要な情報がより確実に伝わるように、コンテンツの戦略も重要なポイントの1つです。どこにどのような情報を配置するのか、誰に何を伝えて、相談しやすい内容や導線になっているかという点にも注意しましょう。

◎ページの評価を高める指標としての「権威性」「信頼性」「網羅性」

✅権威性:情報の発信者が公的な機関、専門家、有名人、その分野の第一人者など

✅信頼性:Webサイトの運営情報、引用先などの情報の質など

✅網羅性:コンテンツのトピックや情報量など

主に不動産投資では「その道のプロである代表取締役」「不動産関連の有資格者」が ブログ記事の監修を行なっているのは、専門性、権威性、信頼性を上げるためです。発信者情報が分かりにくかったり、引用先の情報の質も問われますのでマニュアルなどで決めておくと品質を落とさずに済みます。

Webサイトの構成やカテゴリーなどもSEO対策に含まれるので、サイト制作時からキーワードリストを作成し網羅性を高められるようにしましょう。

軸となるキーワードを分類しているか

市場調査でユーザーのニーズと大きさを把握してから、コンテンツ設計や戦略作成をします。軸となるキーワードを洗い出すことで費用対効果がわかるので、優先順位をつけてコンテンツを作成します。検索キーワードからユーザーニーズの内容、検索ボリュームからニーズの大きさを知ることができます。

キーワードツールを利用すれば、想定されるニーズキーワードは取得できますが、それ以外の新たなキーワードの発見は難しいです。そのため、アクセス解析などのデータの確認や新たなキーワードの調査が重要になります。

不動産投資のキーワードの特徴

「不動産投資」のサジェストにはどんなものがあるのでしょうか。以下の「不動産投資」のサジェストに注目して特徴をつかんでおきましょう。リスクや失敗などのマイナスの情報を知りたい、利回りや節税の仕組み、シミュレーションをしたいなどのニーズがありそうです。

  • 不動産投資 やめとけ
  • 不動産投資 リスク
  • 不動産投資 ローン
  • 不動産投資 節税
  • 不動産投資 利回り
  • 不動産投資 成功率
  • 不動産投資 本
  • 不動産投資 失敗
  • 不動産投資 裏ワザ
  • 不動産投資会社 ランキング
  • 不動産投資 物件 選び方
  • 不動産投資 シミュレーション

会社名やサービス名を知っている「指名検索ユーザー」目的や手法・悩みを解決するために検索する「ニーズ検索ユーザー」価格や費用・ビッグワードなどで検索する「サービス顕在ユーザー」「潜在ユーザー」など、さまざまなユーザーに分類できるので、ユーザーごとに対策が必要なキーワードをグルーピングしておいてください。

「不動産投資 やめとけ」のキーワードの特徴

「不動産投資 やめとけ」のキーワード、Google検索で1位〜3位のブログの特徴をまとめました。

順位サイト名・事業者名導線
1位トーシンパートナーズ無料資料請求へ、LINE登録へ
2位幻冬社ゴールドオンラインメルマガ会員に人気書籍プレゼント、富裕層向け会員登録
3位ブリッジサロンスマホ版無料ガイドブック無料公開、LINE登録へ


「不動産投資 やめとけ」で検索するユーザーに向けて、なぜそう言われるのか、不動産投資のリスクについても説明し、メリットや投資をする上でのポイントを伝えるようにします。「不動産投資 やめとけ」「不動産投資 デメリット」「不動産投資 失敗」などのマイナスキーワードのニーズがあります。メリットとデメリットの両方伝える事でユーザーの満足度が上がります。

「不動産投資 リスク」のキーワードの特徴

「不動産投資 リスク」のキーワード、Google検索で1位から3位のブログの特徴をまとめました。

順位サイト名・事業者名導線PA/DA
1位グローバル・リンク・マネジメントオンライン無料セミナーへ23・35
2位トーシンパートナーズ無料資料請求へ、LINE登録へ
オンライン相談会へ(スタートブック
プレゼント)
24・33
3位武蔵コーポレーション書籍無料プレゼント、投資相談会へ23・33


ブログは個別ページの品質だけでなくWebサイト全体の評価が関連しています。WebサイトのスコアはSEOツールで確認することができます。ここでは一般的なMOZのスコア(絶対ではありませんが目安となります)を参考にします。他社サイトと自社サイトでDAに差が開きすぎているとSEOの難易度も上がります。


PA:ページオーソリティ→被リンクなどのページの強さ

DA:ドメインオーソリティ→ドメインの強さ

「不動産投資 節税」のキーワードの特徴

「不動産投資 節税」のキーワード、Google検索で1位〜3位のブログの特徴をまとめました。

順位サイト名・事業者名ページタイトル導線
1位トーシンパートナーズ不動産投資でできる税金対策とは?
3つの節税をどこよりも詳しく解説!
無料資料請求へ、LINE登録へ
2位トーシンパートナーズ不動産投資で節税できる仕組みとは!?無料資料請求へ、LINE登録へ
3位三井のリハウス不動産投資は節税につながる?その仕組みと注意点を解説Webからの無料査定へ

不動産投資で節税ができる仕組みや投資をする上での注意点をブログで解説しています。ユーザーが知りたい情報をまとめることで結果的にSEO対策につながります。

「不動産投資 物件 選び方」のキーワードの特徴

「不動産投資 物件 選び方」のキーワード、Google検索で1位〜3位のブログの特徴をまとめました。

順位サイト名・事業者名 個別ページ タイトル(H1見出し) TOPページ ディスクリプション
1位武蔵コーポレーション株式会社不動産投資でダメ物件を掴まない物件の選び方【3つのステップ】日本社会全体の活性化に寄与するための情報を発信し、
一人でも多くの方に「安定」を提供するメディアサイトです
2位トーシンパートナーズ不動産投資を成功させる!
物件選びに欠かせないチェックポイントとは?
トーシンパートナーズは、収益性が高く受賞歴多数の
マンションシリーズ「ZOOM」を都心好立地で展開して
います。充実したアフターサービスにより、お客様の
マンション経営をサポートいたします。
3位プロパティーエージェント株式会社失敗しない!投資用マンションの選び方を徹底解説プロパティエージェントの「不動産投資Times」では、
これから資産運用や不動産投資をしてみようという方々や、既に不動産投資をしていて今後の運用を安定化させたいとお考えの方に、不動産投資に必要な情報をピンポイントでお届けしています。

不動産投資で失敗しないために、物件のタイプや目的にあった物件の選び方などを詳しく紹介しています。相談したいと思える情報が必要になってきます。

「不動産投資 シミュレーション」のキーワードの特徴

「不動産投資 シミュレーション」のキーワード、Google検索で1位〜3位のページの特徴をまとめました。

順位サイト名・事業者名内容特徴
1位株式会社ラルズネット収益・投資物件簡易計算シミュレーションページ印刷ができる
2位ノムコム不動産投資シミュレーション売却時の最終損益を
グラフで確認できる
3位CASIO不動産投資シミュレーションブックマークできる


「不動産投資 シミュレーション」などのキーワードでは、ページ内にシミュレーターを設置しないと上位表示されません。固定ページ、投稿ページでもどちらの場合でもシミュレーターの設置が必要です。

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マンション投資のキーワードのコツ

投資用にマンションを購入し家賃収入を得る方法がマンション投資です。一棟マンションやワンルームマンション、ファミリーマンションなどがあります。区分マンションや投資用マンションなど、似たようなキーワードが多いので検索されやすいキーワードを確認しておきましょう。

  • マンション投資
  • 投資用マンション
  • ワンルームマンション投資
  • 区分マンション投資
  • 中古マンション投資

よく検索されるサジェストのキーワード対策が重要ですが一般的なトピックの場合、上位競合ページにも同じような情報が存在していることが多いです。さらに関連キーワードから網羅的な情報が必要になります。


「マンション投資」「マンション経営」の関連キーワードの検索ボリュームと難易度、キーワードの特徴をまとめました。

キーワード月間検索Vol難易度
マンション経営2,90043
マンション経営 初期費用48045
マンション経営 個人事業主3034
マンション投資5,40051
マンション投資 確定申告14014
マンション投資 やり方1038

▼キーワードの特徴

  • 「マンション経営」「マンション投資」で検索するユーザーは「マンション経営 初期費用」でも検索する
  • 「マンション投資 確定申告」「マンション経営 個人事業主」は1月〜3月に多く検索される
  • 「マンション投資 やり方」のキーワードは年間を通して検索数の変動は少ない

マンション経営のキーワードのコツ

マンション経営とはキャピタルゲインやインカムゲインなどで収入を得る手法です。ブログなどでは「マンション経営で不労所得を得たい」「法人化するメリットは?」「マンション経営は節税になるの?」「デメリットやリスクは?」といった節税、法人化、相続対策、デメリットやリスクなどの情報が必須になります

キーワード検索意図難易度
アパート経営 法人化 サラリーマン法人化のタイミングを知りたい37
個人所有 不動産 法人へ 賃貸相続税対策をしたい、税金対策をしたい4
アパート経営 法人化 相続税対策相続税対策をしたい31
アパート経営 法人化 方法法人化する方法を知りたい55

不動産投資のSEO対策まとめ

不動産投資関連のWebサイトやブログのSEO対策のポイントをご紹介しました。不動産投資セミナーや個別面談につなげるためにはブログ運用がおすすめです。ユーザーが知りたい情報を検索したページに、リスク無しで無料書籍のプレゼント、無料でガイドブックが手に入るという自然な流れになっていることで敷居を下げることができます。

  • 流入経路と反応率を考えているか
  • コンバージョンへの導線はあるか
  • ユーザーのニーズに合っているか
  • コンテンツの戦略はあるか
  • 軸となるキーワードを分類しているか

顕在ユーザー向けのキーワードと潜在ユーザー向けのキーワードがどのように使われているか、競合サイトの調査も忘れずに確認しましょう。

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