【不動産投資】のSEO対策とは?キーワードの特徴と集客方法を解説!

中古アパートや投資用マンションなどの収益物件。不動産投資業界はSEO対策の難易度が高く、どこから手をつけるべきか分からないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。特に投資関連のWebサイトやブログでは 信頼のおけるコンテンツでしっかり対策しておくことが大切です。
目次
不動産投資でやるべきSEO対策のポイント
不動産投資の集客方法は、ホワイトペーパー、セミナー(動画も含む)、無料相談、メールマガジン、書籍などが一般的です。
▼集客方法の例
- 広告→資料請求→個別面談
- 広告→ガイドブックプレゼント→セミナー
- 不動産投資ブログ→資料請求→セミナー
- 不動産投資ブログ→税務相談
- 検索→資料請求
- 検索→書籍プレゼント
高額商材ですので、いきなり面談や問い合わせというより、資料請求や無料ガイドブック、セミナーなどを挟むことが多いです。ですからコミュニケーションシナリオがしっかりしていることが大事です。
不動産投資は「ホワイトペーパー」や「書籍」などと相性がよいので、こちらのキーワードも参考になります。
☑︎ホワイトペーパー・Amazonのキーワード広告とSEOのバランス
広告からの流入とインターネット検索からの流入。どちらから流入させるのかということですが、短期的な施策としては広告を利用し、長期的な施策としてはSEO対策を行うのがメリットがあると思います。
運用方法 | メリット | デメリット |
①広告のみで集客 | すぐに成果がでやすい ※ユーザーに合わせた媒体を選ぶ | ずっと広告費がかかる |
②SEOのみで集客 | 広告費がかからない ※方向性を間違えなければ 成果が上がる | 特に、Webサイト制作後すぐには 成果がでにくい |
③広告+SEOで集客 | すぐに成果がでて、いずれ広告費も かからなくなる | 最初に費用がかかる ※運用しながら改善は可能 |
上記①〜③のうち、どの運用方法が最適なのかはターゲットユーザーやブログ、Webサイト運営の目的によって異なります。また、ユーザーの年齢層を把握してSNS広告でも使う媒体を選びます。
いずれの場合にも、サイトコンセプト、コミュニケーションシナリオなどがしっかりしていることが大事です。
複数サイトの運用のメリット
複数のWebサイトやブログを運用するのもおすすめです。コーポレートサイトとは別に専門性の高いブログの運用、LP+webサイトの運用などで相乗効果を高められると強いです
LPやブログの運用についても工夫が必要ですね。こちらもケースバイケースといえそうです。
ターゲットユーザーとキーワードの特性によって、どの運用方法が最適なのか判断する必要があります。
運用方法 | 特徴 |
コーポレートサイト+ブログ (コーポレートサイトとブログを別々に運用) | コンテンツマーケティングの王道。 不動産投資関連の上位表示はこのタイプのブログから |
コーポレートサイト+LP (コーポレートサイトとLPを別々に運用) | LPを広告で運用する場合に必要 |
Webサイト+LP(サイト内) (Webサイト内にLPを設置) | Webサイト内にLPを入れることで、 Webサイトのアクセス数も増える |
たとえば、コーポレートサイトとLPを別々に運用していて、コーポレートサイトのリニューアル時に、LPを新サイトに設置する(LPのドメインのパワーをリダイレクトさせる)などは、よく行われます。
権威性、信頼性、網羅性について
そのほかにも、ページの評価を高める指標として「権威性」「信頼性」「網羅性」などがあります。
✅権威性:情報の発信者が公的な機関、専門家、有名人、その分野の第一人者など
✅信頼性:Webサイトの運営情報、引用先などの情報の質など
✅網羅性:コンテンツのトピックや情報量など
主に不動産投資では「その道のプロである代表取締役」「不動産関連の有資格者」が ブログ記事の監修を行なっているのは、専門性、権威性、信頼性を上げるためです。発信者情報が分かりにくかったり、引用先の情報の質も問われますのでマニュアルなどで決めておくと品質を落とさずに済みます。
Webサイトの構成やカテゴリーなどもSEO対策に含まれるので、サイト制作時からキーワードリストを作成し網羅性を高められるようにしましょう。
不動産投資のキーワードの特徴
「不動産投資」のサジェストにはどんなものがあるのでしょうか。以下の「不動産投資」のサジェストに注目して特徴をつかんでおきましょう。
- 不動産投資 やめとけ
- 不動産投資 リスク
- 不動産投資 ローン
- 不動産投資 節税
- 不動産投資 利回り
- 不動産投資 成功率
- 不動産投資 本
- 不動産投資 失敗
- 不動産投資 裏ワザ
- 不動産投資会社 ランキング
- 不動産投資 シミュレーション
リスクや失敗などのマイナスの情報を知りたい、利回りや節税の仕組み、シミュレーションをしたいなどのニーズがありそうです。それではキーワードごとにはどんな特徴があるのでしょうか。
「不動産投資 やめとけ」のキーワードの特徴
「不動産投資 やめとけ」のキーワード、Google検索で1位〜3位のブログの特徴をまとめました。
順位 | サイト名・事業者名 | 導線 |
1位 | トーシンパートナーズ | 無料資料請求へ、LINE登録へ |
2位 | 幻冬社ゴールドオンライン | メルマガ会員に人気書籍プレゼント、富裕層向け会員登録 |
3位 | ブリッジサロン | スマホ版無料ガイドブック無料公開、LINE登録へ |
たとえば「不動産投資 やめとけ」で検索するユーザーに向けて、なぜそう言われるのか、不動産投資のリスクについて説明し、不動産投資のメリットや投資をする上でのポイントを伝えるようにします。メリットしか伝えないといずれ不信感を持たれるので、「不動産投資 やめとけ」「不動産投資 デメリット」「不動産投資 失敗」などのキーワードで記事を作っておいた方が信頼性、網羅性にもつながります。
「不動産投資 リスク」のキーワードの特徴
「不動産投資 リスク」のキーワード、Google検索で1位から3位の特徴をまとめました。
順位 | サイト名・事業者名 | 導線 | PA/DA |
1位 | グローバル・リンク・マネジメント | オンライン無料セミナーへ | 23・35 |
2位 | トーシンパートナーズ | 無料資料請求へ、LINE登録へ オンライン相談会へ(スタートブック プレゼント) | 24・33 |
3位 | 武蔵コーポレーション | 書籍無料プレゼント、投資相談会へ | 23・33 |
ブログでは記事の品質だけでなくWebサイト自体の評価も関係しています。WebサイトのスコアはSEOツールで確認することができます。ここでは一般的なMOZのスコア(絶対ではありませんが目安になります)を参考にしています。他社サイトと自社サイトでDAに差が開きすぎると順位を上げる際の難易度も上がります。
PA:ページオーソリティ→被リンクなどのページの強さ
DA:ドメインオーソリティ→ドメインの強さ
「不動産投資 シミュレーション」のキーワードの特徴
「不動産投資 シミュレーション」のキーワード、Google検索で1位〜3位の特徴をまとめました。
順位 | サイト名・事業者名 | 内容 | 特徴 |
1位 | 株式会社ラルズネット | 収益・投資物件簡易計算シミュレーション | ページ印刷ができる |
2位 | ノムコム | 不動産投資シミュレーション | 売却時の最終損益を グラフで確認できる |
3位 | CASIO | 不動産投資シミュレーション | ブックマークできる |
このキーワードでは、ページ内にシミュレーターを設置しないと上位表示されません。固定ページでも投稿ページでもキーワードに対応させるにはシミュレーターの設置が必要です。
不動産投資のSEO対策まとめ
不動産投資のキーワードの特徴をみてきましたが、まずはWebサイトを見つけてもらわないと集客ができないと思います。ブログに訪問されても信頼されなければ問い合わせに繋がらないので、専門性、権威性、信頼性を高めるとことを忘れないようにしましょう。
- サイトコンセプトやコミュニケーションシナリオをしっかりと作る
- 広告とSEOのバランスと運用方法を考える
- コンテンツは専門性、権威性、信頼性、網羅性を意識する
セミナーや個別面談につなげるためにブログを活用するのは、コンテンツマーケティングの王道です。
ユーザーが知りたい情報を検索したページに、リスク無しで無料書籍のプレゼント、無料でガイドブックが手に入るという自然な流れになっているのがポイントです。
これからブログに力を入れていきたい方はぜひ、ご参考にしてみてください。