コロナでメリットがデメリットにもワークシフトから見る未来の働き方!

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「コロナショック」「アフターコロナ」「ウィズコロナ」などのコロナワードを目にするようになりました。

2019年。台風により、東日本大震災以来の広域災害が発生。

2020年。コロナ不況により、リーマンショックを超える経済危機とも言われている経済崩壊の恐れ。

2021年。何か起こりそうって思うのは私だけでしょうか。


もしも新型コロナウィルスが収束する前に、自然災害が起こってしまい避難所に避難しようがものならクラスターが発生したり、ケガをする人が増えると別の意味で医療崩壊の恐れまで。最悪の事態になっていないだけまだマシなのかもしれません。

地震などで電力が止まるとエレベーターが停止し、給湯器も使用できなくなります。マンションなどでは給水装置にもよりますが、ポンプなどの機械が止まる事で水道が止まったりもします。

不安が不安を呼ぶ中で。

トヨタ自動車は、後方座席を隔壁し空気が前方座席に循環しないような新型コロナウィルスの軽症者移送用車両として、東京都内の病院や千葉県などに提供したり

医療従事者用に無償でホテルを提供する会社が出てきたり、軽症者用にホテルを提供する会社が出てきたり

新型コロナウィルスで売り上げが減少した飲食店や旅館の存続や、医療関係者にサラダを無償で届けるなど、クラウドファウンディングなどでは新型コロナウィルスのサポートプログラムの支援が集まっています。


ウィルスも進化し、人間も進化し、会社も進化する・・・・・・。
しかない。しかし、このままではまずいと思わないと変化、進化は難しい。

無償で医療従事者を支援したり、飲食店を支援したり、誰かを支援するという事は巡り巡って皆のためにも自分のためにもなるのですが

もともと、人を助けたり支援をするという事はメリットが大きいのです。
満員電車で毎日の生活に疲れてしまい、そんな事にも気づけなくなってしまっていたのかもしれません。疲労が溜まり免疫力が落ちてしまったらそれはデメリットなのですが、頑張ることが一番大事でそれはデメリットではなくメリットだと思っていただけなのかもしれません。

いずれにしても。

考え方、働き方、価値観などをひっくり返す「コロナ」。
これまでの考え方では通用せず、テレワークなどの働き方にシフトせざるを得ず、感染する人間よりも感染しないロボットやAIの方がいいと言わんばかりに、ゆっくりと進んでいた時代の流れを加速させ、ウィルスが世界中、地球中を動かしているようにも思えるのです。

未来の仕事はどうなる?企業経営者への手紙

ここに有名なワークシフトという本があります。

2012年に出版されていて2025年の未来について書かれている本です。8年前に出版されているのですが、テクノロジーの進化やグローバル化の進展、社会の変化などについて触れていて、すでにいくつかはあてはまっているので驚かされます。

今日はこの本のエピローグに書かれている「企業経営者への手紙」を題材にしながら未来の働き方について考えていただければと思います。

これを機に立ち止まったり、振り返ったりしながら企業経営について考えるきっかけになればと思いますので、最後までお付き合いください。

著者は企業経営にはどのような未来が待っているのかという事をワークシフトの「企業経営者への手紙」の中で、未来のトレンドを追い風にしてビジネスを作っていけるのかどうかは5つの要因に左右されると語っています。


ここでは第3の要因をご紹介します。

未来で、もし100歳以上生きるようになれば、60歳代や70歳代の人材が増えていくので一人一人の望む働き方に柔軟に対応していかなければならず、人事制度の転換が必要としています。

つい先日、年金支給開始日の上限を75歳まで引き上げる法案が審議入りするとのニュースを耳にしました。この流れでいくと70歳代で働く人が増えていく事は充分に考えられます。

柔軟な勤務体系や個人に合わせた働き方、トレーニングなどにシフトしていけるように柔軟にならざるを得ないのかもしれません。

不動産業界にもコロナの影響が・・・。
・スマートフォンでプロ並みの物件写真が撮影できる(AIが画像を生成する)ツール
・不動産業務ロボなどでは物件情報を収集したり、登記事項証明書の取得をしたり、賃貸物件の登録をしたり、未収金リストを作成し督促状を印刷したりなどができる不動産業務RPA
・営業担当者不在でloTやARによって、住宅の特徴を説明、案内をする無人モデルハウス

少ない人員で、人との接触時間を最小限にできるツールがどんどん出てくるのでしょう。

競争ではなく協力するという発想

次にワークシフトの「企業経営者への手紙」の第5の要因と第2の要因をご紹介します。

その前に手紙の冒頭文を説明します。このような説明からはいっています。「仕事に関する常識の多くは根本から揺らぎ、その多くは捨て去られるでしょう。」今後の変化が大きすぎる事が想像できて少し怖い気もします。


第5の要因では、これまでの競争社会から今後は様々なビジネスのエコシステムの中で協力的なパートナーの関係を築いていくケースが増えていき、協力と信頼が重要になっていくと語られています。

最近では、企業同士や仕事同士、社員同士のマッチングなどが進み、パートナー関係を築きながら協力していくという方向にすでにシフトしているのではないでしょうか。


第2の要因では、テクノロジーの発展とグローバル化によって、従来のピラミット型からもっと流動的な形態になっていき個別のプロジェクトごとに社内で各部署の垣根を超えて仕事をこなしていく事になる。社内のみではなくコラボレーション重視のエコシステムが当たり前になっていくとしています。

今回の新コロナウイルスの影響で、日本では医療機関と行政が、政府と行政が、行政と民間企業が協力せざるを得ない状況で、国同士でもワクチンの開発やマスク、医療援助などで協力をしています。これからは、国同士、企業同士、民間と行政、行政と政府などでも様々なつながりや協力しやすい環境にシフトしてくのかもしれません。

企業の在り方や、働き方、これからの生き方など、変化して行かざるを得ない状況ですがワクチンの開発が早ければ、変化のスピードは抑えられたり、ウィルスが進化すればするほど、困難が重なれば重なるほど早く変化をせざるを得なくなります。

大阪の吉村府知事が休業要請に応じないパチンコ店を公表すれば、パチンコ店には人が集まり、東京都の小池都知事が買い物は3日に1度と発言すれば、ネットスーパーなどの注文が殺到し注文ができなくなったり。

優秀な2人の知事をもってしても、スムーズには進ませてくれない。

経営者の方は、これまでのように収束するまでは様子を見ておこう、周りに歩調を合わせようなどという考え方から、別のウィルスが発生する可能性も考慮して対策を講じられるようにしておこうという考え方にすでにシフトしていると思います。

ワークシフトの加速は避けられないのかもしれません。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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