不動産会社がSEO対策で知っておきたい知識⑤〜web集客〜
あまり広告費をかけずに、集客につなげるには
どうすればいいの?
ホームページを改修した方がいいのでしょうか?
アクセスや問い合わせを増やしたいのですが、
情報が色々ありすぎてよくわからない。
どうやってSEOに取り組めばいいの?
『ホームページやブログの集客力をあげたい、問い合わせを増やしたい』と多くの人が思います。しかし情報が多すぎるので古い情報に惑わされたり何をどうすればいいのかわからない、という方も多いのです。
「会社紹介動画を作れば集客できる」「インターネット広告をだせば集客できる」といわれても本当に大丈夫なの、と不安になっているかもしれません。
『集客に悩んでいて何をどうしたらいいのかわからないという方』『方向性に迷われている方』や『ホームページでの順位が伸び悩んでいる方』は、必ずチェックして欲しいと思います。
目次
まずは目的と方向性を明確にする
はっきりいってこれば絶対にやらなければいけないことですが、現状の分析をします。 特にホームページやブログの方向性に悩まれている方は必須です。
「現状のホームページやブログが古いのではないか?」「アクセスが減少しているのでリニューアルをした方がいいのではないか?」とお悩みの方は多いでしょう。
やみくもに作りかえても成果にはつながらないので、まずは、現状の問題点を洗いだしましょう。
ホームページ・ブログ現状チェックシート▼
✔️ ターゲットのキーワードでの表示順位は?
✔️ Webだけではなくリアルな現場ではどのような声があがっている?
✔️ 改善するにあたっての予算はどれくらい?
✔️ 更新などの運営の体勢は整っている?
アクセスが少ないのならばどうすればアクセスが多くなるのか、キーワードでの表示順位がよくないのならばどうすれば改善できるのか、などを考えていくと改善する目的と方向性が見えてきます。
たとえばメディアサイトで、PV数(ユーザーがページを閲覧した回数)が少ないという問題があるならば、他の記事もみてもらえるように最適化させたり、ページを分割させるなどはすぐにできますし、ECサイトでカート投入率を上げたい場合には、商品説明文を修正することで投入率を上げることもできます。サイト内検索のキーワードを分析することでWebサイトやブログをよりユーザーが求めている内容に近づけることもできます。
これは、ホームページやブログを改善するときには必ずチェックする項目ですので、今、方向性が見えてこない、現状でうまく運用できていないという方は、上記のチェックシートで現状の確認をしてみてください。
『どのようなユーザーがどこから訪問しているのか』が分かると、ユーザーに合わせた内容に変えていくことができますし、検索、広告や他のサイトからのリンクなど、どこを強化すればいいのか、仮説をたてて検証できるようになります。
- どのようなユーザーが訪問しているのか?
- どこからの流入が多いのか?
アクセス解析などを使っていればわかるので、ユーザーに合わせてブログやホームページの方向性を決めたり、流入先が多い媒体を積極的に利用していくこともできます。
Web集客の基礎知識!3つコツとは?
頑張って作業をしても成果につながらないと、そのまま諦めてしまうことがあるかもしれませんが、そういったことにならないためには「成果につながりやすくするにはどうすればいいのか?」ということを考えて実践していくようにします。
『現状の分析』をしたら『情報を取り入れ』て、『集客に結びつける』という流れで考えていくのがコツなので、この流れに沿ってみていきます。
マーケティングの視点:分析する
まずは、どんな業種でもマーケティングの視点で考えてみることが大事だと思います。ホームページ、ブログでもよく利用されているのは、『3C分析』という分析方法です。
・3C分析→顧客分析(customer)⇄競合分析(competitor)⇄自社分析(corporation)
この3つからみておくと、戦略が立てやすいのでよく使われています。
・競合分析(competitor):競合の特定、競合の結果を出したリソースなど…
・自社分析(corporation):自社の強みと弱み、提供できる価値、結果をだす仕組みなど …
たとえば、「顧客分析」ではユーザーの悩み、情報の入手先、どんな気持ちで商品・サービスを探しているのか、などの顧客のニーズを分析します。
この考え方がゼロだと最初からブレてしまいます。
「競合分析」では検索エンジンで上位表示されているページ、リスティング広告を出している会社をピックアップして分析します。
どんなSNSを使い、どれだけWebに力を入れていて、Webへの誘導ツールとして何を活用しているのか、他社の優れている点、自社の劣っている点などを冷静にみておくことで正しい対策を講じることができます。
自社の優れている点ばかりに目がいくと、顧客目線からはだんだんとズレていきます。
「自社分析」では、自社の優れている点と劣っている点だけを分析するわけではありません。 ポイントは「顧客分析」と「競合分析」で洗い出した情報を意識しながら、顧客目線で自社の強み、弱み、価値、独自性などを生み出していきます。
3C分析は理にかなっているので、できる限りリストアップをするだけでも戦略が明確になります。これらの分析をした上で、ホームページやブログを更新していくことで方向性がブレにくくなります。
ビックデータを活用して、競合調査、市場調査をしてサイトを改善する「イーマーク+などのツール」を使うと、最初の無料プランでマーケティングのデータを活用できるので、ツールも強い味方になってくれます。
SEOの視点:最新の情報を知る
これまで、SEOでは情報収集も含めてかなりの努力をしてきましたが、振り返ってみると情報が多すぎることで、かえってマイナスになるということも少なくありません。
「古い情報に惑わされることなく最新の情報を活用していく」ということを意識するようにしましょう。
ここでは、いま大事にすべきことで不可能ではないことをまとめてお伝えします。SEOを頑張ることができれば、結果につながりやすくなります。
直近のGoogleのアップデートでインパクトの大きいBEATというアップデートでは、これまでは、『単語レベルでの検索意図』で内容を理解していた検索エンジンが、『文章レベルでの検索意図(ニュアンス)』を読みとれるようになってきています。
アップデードの影響で順位が落ちているなら、内容に関係のない単語や説明が含まれていたり、関連キーワードが少ないことで内容が読み取りにくくなっていることが考えられますので、以下を意識するだけでも軌道修正ができます。
- 関連キーワードをいれる
- 読みやすい長文の記事にする
- 文章形式のクエリを意識する
- ライバルより情報量を増やす
- 既存の記事をリライトする
「読みやすい記事にするにはどんなことに気をつければいいの?」「どのように既存の記事をリライトすればいいの?」という初心者の方にも、いろいろと知識を得てもらえると私もうれしいので、確実に結果につなげていきましょう。
実はホームページやブログのページの中には価値のないページやSEOにマイナスに作用しているページもあります。ページを削除するか、リライトする、2つの記事を1つにまとめる、などで対応していきます。
より、具体的で詳細な内容のページにしていくイメージです。
【2020年版ブログの作り方完全ガイド】を読んでいけば、具体的に書くためのコツや、マイナスになる文章など、書く技術が身につきます。
集客の視点:ユーザーの悩みを拾う
集客の視点というところを確認しないままでいると、伸ばしていくことは難しくなります。
マーケティングの視点で、一般的な顧客が買う動機(価格が安い、デザインが良い、補償があるなど)と、自社の顧客が買う動機、競合とのポジションの比較、をしていくと、自社の強みや価値、得意分野が見えてきます。
もし、これから事業を始めたり、始めたばかりなので顧客が買う動機や、ユーザーの悩みがよくわからないというときには、インターネットで検索をしてライバルのターゲットやベネフィットを拾っていきます。
本来は、自社の強み、弱み、競合の強み、弱みなどを洗い出していくのですが、どういった属性を顧客にすればいいのか、先にライバルの情報からターゲットやベネフィットを調査して、比較されたとしても、自社に強みや価値を作っていくという方法でもいいと思います。
誰でも結果をだすことができる
今回は、「Web集客」をテーマに、実際の集客に悩んでいる方にマーケティング、SEO、集客という3つの視点から幅広くお伝えしました。
ホームページやブログの運用には、Web集客の知識は必須です。
これから、独立して集客をしなければならない場合などでは、広告費(ポータルサイトやリスティング広告)に予算をかけられる会社に比べると不利になります。Web集客の知識がないと集客自体が、どんどん難しくなっていきます。
Web集客の知識としてマーケティングの視点、SEOの視点、集客の視点をもつことは、間違いないわけです。
競争が激しいとはいえ、しっかりと進めれば誰でも結果につなげることができますので、未来に目を向けて知識を増やしておきましょう。
ホームページやブログを運営していく上では、Web集客の悩みは尽きないものです。ご相談は完全無料。まずはお気軽にご相談ください。