【SEO対策とは?】基本をわかりやすく解説!
自社サイトやブログから集客や商談の確率を上げる目的で、SEO対策を取り入れる企業が増えています。「SEO対策」「内部SEO」「外部SEO」など、名称は聞いたことはあっても、実際に詳しいやり方がよく分からない、情報がたくさんありすぎて難しいとお悩みではないでしょうか。
今回は、「SEO対策の基本」「重要な考え方とやり方」を分かりやすく解説します。
SEO対策で重要なのは「コンテンツ」ですが、コンテンツを内製すべきか、外注すべきかとお悩みの方も、内製する場合はもちろん外注する際にもチェックすべきポイントをおさえておく必要があります。
- SEOとは何か?SEO対策が重要である理由
- SEO対策の全体像と流れ
- 失敗しないためのポイント
- コンテンツの評価基準を知る
このページの参考データは…
・General Guidelines
・検索アルゴリズムの仕組み
・ページエクスペリエンスの検索結果への影響
※検索から流入するユーザーは質が高いのとされているので、SEOに取り組むことをオススメします。
目次
SEOとは何か?SEO対策が重要である理由
SEO対策とは検索エンジンを介した、Webサイトの検索結果を最適化するためのものです。
『SEARCH ENGINE OPTIMIZATION』
SEARCH | 検索 |
ENGINE | エンジン |
OPTIMIZATION | 最適化 |
日本での検索エンジンのシェア率はというと、GoogleとYahoo!だけで94.44%です。Yahoo!ではYahoo!不動産の物件情報が優先的に表示されるなど、Googleとは多少の違いがありますが検索順位の結果はほぼ同じです。
- 1位・・・Google 77.04%
- 2位・・・Yahoo! 17.4%
- 3位・・・ビング 5.06%
- 4位・・・Duck Duck Go 0.24%
- 5位・・・Baidu 0.12%
Yahoo!の検索エンジンはGoogleと同じ検索アルゴリズムを使っているので、Googleのアルゴリズムへの対策をすることがSEOに該当します。これだけでもSEOが重要なことは分かります。 もしあなたのWebサイトが検索結果に表示されない場合、Webサイトからの売上を逃しているといえるでしょう。
また、検索をする質の高いユーザーを呼び込めるということは、”Webサイト自体が資産である”と、考えることができます。近年ではホームページを持っていることが普通なので、インターネット全体の情報量が増加しています。
その結果、以前に比べると「SEO対策が難しくなった」と感じる方も多いようです。
SEO対策の全体像とやり方
Webサイト制作時にも、優先度の高いキーワードをイメージスケールに落とし込んで全体の配色やトーン、バナーなどの方向性を決めていきますが、Webサイトにコンテンツを追加する際にも、キーワード選定から取り組んでいきます。
▼基本的なSEOの流れは下記の通りです▼
- キーワード選定
- コンテンツの作成
- 内部SEO
- 外部SEO
- 解析・測定
キーワード選定
まずはターゲットを想定する必要があります。どのようなニーズを持っているのか、どういう意図で検索をしているのかを把握しておきましょう。ここでターゲットにする全てのキーワードリストを作成したらコンテンツの作成に進みます。
コンテンツの作成
Webサイトでは無理に商品やサービスを押し付けられていると感じると離脱されます。ユーザーの知りたいことを中心にコンテンツを作ることが大切です。キーワード調査で見つけたキーワードに関するコンテンツを作成していきます。
内部SEO
内部の最適化では「タイトルタグの更新」「H1 タグの変更」「メタディスクリプションの編集」などがあげられます。モバイルフレンドリ、表示速度、ユーザーニーズなども重要な要素です。
外部SEO
外部の最適化では「他サイトからのリンク」「引用」「ソーシャルプロファイルの最適化」などがあげられます。高品質のバックリンクを構築できると検索エンジンから高く評価されます。
測定・PDCA
いくら施策を進めても、検索エンジンからマイナスの評価を受けている場合には効果が期待できないので、まずは、マイナス要因を取り除くことから始めましょう。その上で、内部の施策、外部の施策を実施します。実施したら測定しPDCAを回します。
失敗しないためのポイント
SEOが難しくなったと言われる理由のひとつに、従来の古い手法の限界というものがあげられます。
たとえば、キーワード密度(一つのページの中にキーワードが出現する割合)が高い方が効果があると言われていましたが、現在のアルゴリズムでは密度が高すぎると評価が下がり逆効果になります。これまで効果があると言われていたことが、通用しなくなっているのです。
必要なポイントのみに絞ってお伝えすると、上から順に重要度が高くなります。
- コンテンツが重要
- ページの読み込み速度
- 正しいリンクの使用
SEOで必要とされる3つのポイントとその理由も見ていきましょう。
コンテンツ
そもそもコンテンツがなければ、ユーザーニーズを満たすことができません。伝えたい情報のみ伝えるのではなく、ユーザーが求める情報を網羅的にまとめる必要があります。コンテンツは『豊富な情報』と『関連性の高いキーワードを適切に含める』ことが重要です。
不動産のコンテンツの種類などを下記に詳しくまとめていますので、ぜひご参考にしてみてください。
⇒不動産業界で集客を強化するコンテンツ作成について
Google検索セントラルより
〜質の低いコンテンツ〜
Google の検索結果におけるサイトのランキングを上げるうえで最も大切なことは、情報を豊富にして、コンテンツのテーマを示す関連性の高いキーワードを適切に含めることです。ただし、ページのランキングを上げる目的で、語数は多くてもオリジナルのコンテンツがほとんどまたはまったくないページを作成して、ユーザーの関心を引こうとするサイト所有者もいます。Google では、無断複製されたページや、オリジナルのコンテンツがほとんどなくユーザーにとって価値のないページを表示することでランキングに入ろうとするドメインに対して、処置を取ります。
ページの読み込み速度
ページの読み込み速度はユーザーエクスペリエンスの観点からも、年々重要度が上がっています。しかし、ユーザーエクスペリエンスが重要といっても、高品質のページが上位にランキングされるようになっています。
Google検索セントラルより
〜ページ エクスペリエンスがランキングに与える影響について 〜
ページ エクスペリエンスは重要ですが、それでも Google は、ページ エクスペリエンスが劣っていても、全体的に価値の高い情報を含むページを上位にランキングするようにしています。つまり、いくらページ エクスペリエンスが優れていても、コンテンツが優れたページを上回ることはありません。ただし、関連性が同程度のページが多数存在する場合の検索ランキングにおいては、このページ エクスペリエンスが一段と重要になります。
正しいリンクの使用
リンクは正しい方法で使用しないと効果が期待できず、マイナスの評価になることもあります。URLが1文字でも違えば別ページとして認識されるので、異なるURLに同一のコンテンツが表示されたり、同じURLに異なるコンテンツが表示される場合には適切な設定をします。
また、Googleではアルゴリズムによってサイトリンクが自動化されています。
Google検索セントラルより
〜サイトリンクに関するおすすめの方法〜
・ページのタイトルや見出しに使用するテキストは、有益で関連性が高く、簡潔なものにしてください。・ユーザーがページ間を移動しやすいように、論理的な構造でサイトを構築してください。また、重要なページに対して、関連する他のページからリンクしていることを確認してください。・内部リンクのアンカー テキストは簡潔で、リンク先のページに関連するものにしてください。・コンテンツの繰り返しは避けてください。・サイトリンクを削除する必要がある場合は、サイトからページを削除するか、noindex
を使用してください。
コンテンツの評価基準
コンテンツの作成、更新によって継続的に有益な情報を蓄積していかなければなりません。既存のコンテンツの修正や不足しているコンテンツを追加する必要があります。
その前に、検索エンジンに評価されるコンテンツについて知っておくとよいでしょう。有益な情報を生み出すには、コンテンツの判断基準が書かれている検索結果品質ガイドライン(General Guidelines)が一つの目安になります。なお、コンテンツの指標にはいくつかの要素があります。
- E-A-T
- コンテンツの種類と情報量
- YMYL
E-A-T
GoogleはE-A-Tを備えているコンテンツを評価します。特定の分野に特化し専門性が高く、権威性や信頼性のあるWebサイトが求められます。運営者情報やプロフィールを充実させたり専門知識や資格を持つ人のコンテンツは権威性・信頼性があると判断されます。
”有益なコンテンツを継続的に発信する”ことによって権威性や信頼性を高めることもできます。
Expertise | 専門性 |
Authoritativeness | 権威性 |
Trustworthiness | 信頼性 |
コンテンツの種類と情報量
Webサイトの種類によって、ユーザーが必要としている情報は異なります。メインのコンテンツの品質と情報量が評価されます。
YMYL
YMYLに該当しているWebサイトは特に信頼性が重視されます。YMTLとは金融・医療・法律・ニュース・公共などの分野の情報を取り扱っているWebサイトです。信頼性がないと判断されるとぐんと順位を下げられます。
SEO対策とは?まとめ
SEO対策とは、”検索エンジンを介したWebサイトの検索結果を最適化するためのもの”です。
『キーワード選定→コンテンツの作成→検索エンジン対策』の順で進めていきます。実際には、業種、Webサイトの種類、ユーザーによっても異なるのですが基本的なことを理解しておく必要があります。
❶SEOの基本
- ユーザーニーズやターゲットの視点を意識する
- ページには検索キーワードを入れる
- ユーザーエクスペリエンスのため正しい導線にする
- まずは、Webサイトのマイナス面をゼロにしておく
❷SEOの流れ
- キーワード選定
- コンテンツの作成
- 内部SEO
- 外部SEO
- 解析・測定
❸失敗しないためのポイント
- コンテンツが重要
- ページの読み込み速度
- 正しいリンクの使用
SEOは、Webサイトの価値を高めていける施策です。
広告を使わずに行う分、人的なリソースが必要になります。コンテンツ作成の注意点は、内容が専門的になる場合には、コンテンツ制作会社に外注することが難しく社内で内製する体制を整える必要がでてくることです。SNSアカウントの活用も外部施策に含まれます。被リンクでなくても外部要素として評価されている可能性が高いです。
日常の業務で忙しくWebサイトの更新には手が回らないということもあるかもしれませんが、コンテンツをWebサイトにストックしすことで資産化し、継続的に集客効果を得られるように構築をしておきましょう。