【Webライティング】とは?基本の書き方と初心者が気をつけるべきポイント!

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Web上のコンテンツ作成に欠かせない技術が『Webライティング』です。Webライティングには種類があり、コンテンツによって基準となるルールやマニュアルなどが異なります。

自分で執筆する場合はもちろん、自社でコンテンツを内製する場合や外注する際にも「執筆マニュアル」や「コンテンツルール」などを決めておくことでクオリティーを担保したいと思いますよね。

ここでは、Webライティングの基礎知識として、具体的なWebライティングの書き方や初心者が気をつけるべきポイントを解説します。初心者向けなのですでに知っているという方は、目次から気になる項目のみを拾って読み進めてみてください。


▼▽この記事でわかること▽▼

  • Webライティングの基礎知識
  • コンテンツによるルールの違い
  • 初心者が気をつけるべきポイント

Webライティングの基礎知識

Webライティングは、Web上のコンテンツを読者が読みやすいようにまとめる技術です。基本的には「上から順番に読まれる」「隅々まで読むわけではなく読み飛ばすこともある」「モバイルフレンドリーを意識する」などを抑えておく必要があります。

そのため、『ユーザーがすぐに内容を理解できるようにする』『重要な内容を記憶できるようにする』という視点が大切です。書きたいことを書きたい順番に並べるだけでは伝わりにくくなるので、基本的な構成やページの考え方、改行、装飾、表現の方法、不必要な要素などを理解しておくことが大切なのです。

▼Webライティングで”おさえるべき基礎知識”は下記の通りです

Webライティングの基礎知識
  1. 構成:PREP法かSDS法
  2. ページの考え方:タイトル、導入文、見出し、本文
  3. 改行や装飾:文字数、改行、文字装飾
  4. 表現の方法:主観ではなく客観的、定性表現、数字、V字型のストーリー、ユーザーが使う言葉
  5. 不必要な要素:接続詞の連続、二重否定、準体助詞の連続

構成:PREP法かSDS法

新聞や雑誌などの紙媒体とは異なりWebコンテンツの「上から順番に読んでいく」「読み飛ばしなどが多く隅々まで読むわけではない」ということを踏まえると、結論から伝えるPREP法かSDS法が基本的な記事の構成です。Webライティングでは構成案のみの作成や構成案に沿って執筆することもあるのですが、まずは基本からみておきましょう。

PREP法:論理的に伝えたいとき


前述したとおり、Webライティングでは結論から伝えるPREP法が使われることが多いです。これを知っているだけで読みやすい文章を簡単に作成できます。論理的に説明したい場合や、スマホからのユーザーに対しても結論から伝えることで伝わりやすくなるからです。

▼PREP法の例

Point結論や要点を伝える(例)今の家賃で家を建てる方法があります。
Reasonその理由を説明家賃を払い続けるのはもったいないし、
マイホームに憧れている女性は多い。
Example事例や具体例、根拠を解説家賃は払えているし、駐車場代もかからなくなるし、
ペットや家庭菜園などの趣味を我慢しなくても。
何よりも住む場所の心配がなくなる。
Point結論や要点をまとめる〇〇住宅では無料セミナーや税金の相談会を開催しています。

SDS法:簡潔に伝えたいとき


PREP法よりも簡潔に伝える方法としてSDS法があります。理解してもらいたいことを簡潔に伝えるときに使います。

▼SDS法の例

Summary結論や要点を伝える(例)今回は自由に設計ができる〇〇工法に
ついて紹介をします。
Detailsその詳細を説明〇〇工法」では部材を活かして、柱のない
設計や圧迫感のない快適空間を実現できます。
木と鉄のメリットを融合させた新しい工法で、
木の弱さを鉄が補強してくれます。
Summary結論や要点をまとめるこのように「〇〇工法」は、耐震性や
設計の自由度を叶え、長期優良住宅
の仕様のため、税金面でも減税を受けられます。

ページの考え方

PREP法やSDS法などの構成をもう少し紐解いていくと、「タイトル」「導入文」「見出し」「本文」に分かれます。Webでは全体の構造や各要素をタグで記述していてページ内の設計はピラミッドのように支えあっている状態です。

タイトルは各ページに一つ、大見出しがあり、一つの大見出しの中に小見出しが複数存在し、本文があります。大見出しがないのに小見出しのみが存在するということや、H2見出しの中にH3見出しが一つしかないという設計も基本的にはNGです。ピラミッド構造を意識するだけでも構造上のミスを減らすことができると思います。

検索エンジンはこのような情報をAIが解析しているので、Webサイトの構造やタグの記述ミスなどがあると非効率です。

タイトル

タイトルは一番重要度の高いテキストです。Google検索で表示できるタイトルの文字数は限られていますが、表示されていなくてもテキストとして認識されています。いかにユーザー(人間)に興味を持ってもらうか、検索エンジン(AI)に高品質と判断されるか、という2つの視点から冷静なタイトル決めが求められます。

タイトルとして表示される文字数

  • PC→30文字〜35文字
  • スマホ→36文字〜40文字

導入文


導入文は本文の書き出しのことですから「PREP法のP」「SDS法のS」の部分にあたります。結論や要点部分を最初にまとめたテキストが導入文です。ディスクリプションとして表示されることが多いので、検索順位にも影響しユーザーが読みたいかどうかが決まる重要な要素でもあります。

たとえば「コンテンツマーケティングとは?」というタイトルの記事を書くとして、導入文では「結論や要点を先に伝える」ので…

「近年はインターネットの発達によって訴求の仕方が多様化しています。その中でも注目を集めているのが「コンテンツマーケティング」です。これは一つの効果的な戦略であり購買意欲向上につなげることができます。」

などの導入文からスタートさせて、その根拠や理由を次の文章に繋げます。

見出し


タイトルや導入文などが検索順位に及ぼす影響は大きいとはいえ、見出しも検索順位に関係しています。見出しのキーワードが上位表示する事もあるからです。

ユーザーが知りたい情報を提供しながら、キーワード、共起語、物事を構成する要素を見出しに加えることができれば検索エンジンにもユーザーにも伝わりやすくなります。文章を飛ばし読みする人でも見出しや目次だけは目を通すことが多いので、見出しを見ただけで情報が使わるようならベストです。

改行や装飾

文章のうまさよりもどこに改行をいれるのかで読みやすさが変わります。マニュアルに規定があればマニュアル通りに改行をいれます。太字や下線、マーカなどの文字装飾だけでも読みやすくなり、なぜかすーっと頭に入ってくるということはありませんか?

『文章のセンス+投稿のセンス=Webライティング』とイメージできるかどうかです。 人気ブロガーでもプロのエンジニアに投稿を任せることでクオリティーを保持しています。 

ここで伝えたいのは「文章のセンスがある人」「投稿のセンスがある人」「プログラミングの知識がある人」「業界の知識がある人」この4つ、全て揃っている人材はほとんどいないということです。自社でコンテンツの内製化をする際には、この点に注意して欲しいのです。

改行


改行の入れ方(例)

  • 話題の変わり目で改行を入れる
  • 2、3行ごとに改行を入れる
  • 2行から4、5行ごとに改行を入れる
  • 改行の行数が単調にならないようにする

文節とセンテンス(目安)

  • 3〜4文節が基本
  • 1つの段落は300文字〜400文字(原稿用紙1枚分)程度が目安
  • 1つのセンテンスは100文字以内
  • 倒置法は検索エンジンに伝わりにくい(広告などを除いて使うメリットがない限り避ける)

※文字数は目安です。コンテンツやキーワードでも異なります。

文字装飾


文字装飾(例)

  • 文字フォントを変える
  • 太字
  • 下線
  • マーカー、文字背景色
  • 文字色

ページの見やすさやクオリティの要素

  • リスト(箇条書き)
  • テーブル(表)
  • 画像(イラストや写真)

単にユーザーが見やすいということだけではなく、検索エンジンがテキストのみよりもクオリティが高いと認識しているため、ブログやコンテンツのクオリティーを上げるには各見出しごとにリスト、テーブル、画像などを入れる必要があります。

表現の方法

どのように表現すべきかというポイントも理解しておきましょう。ここでは特に重要と思われるものを拾ってまとめています。

客観的な定説表現


「様々なものがあります」「適切な対処をとります」「たくさんの設備があり充実しています」などの表現は基本的にはNGです。ユーザーにも検索エンジンにも伝わる具体的な表現にしましょう。

  • 情報源を明らかにする
  • 引用元を表示する
  • エビデンスを示す
  • 数字を入れるなど

数字を使う


数字を使うことでリアリティーを出せるのでタイトル、見出し、本文に適度に加えます。

  • 年に何%のリターンがあります
  • よくある3つの悩み
  • 年収1,000万円以上の方必見
  • 100人96人が効果を実感など

V字型のストーリー


どん底に落ちてからそれを乗り越えるストーリーが好まれやすいので、必要に応じてストーリーをコンテンツに取り入れます。

ストーリー(例)

  • ❶問題の発生→❷どん底→❸乗り越える→❹成功
  • ❶がんばるきっかけ→❷困難発生→❸困難を克服→❹達成→❺新たな困難(追い込まれる)→❻解決し成功

ユーザーが使う言葉


専門用語よりもユーザーが使用する言葉を使うようにします。サジェストツールなどから検索されているキーワードを確認したり味気ない文章になりすぎないようにするのが基本です。

不必要な要素

不必要な要素としてあげられるのは「接続詞の連続」「二重否定」「準体助詞の連続」「同じ主語の連続」などです。無意味な表現はできるだけ避けるようにしましょう。

不必要な要素(例)

  • 浴室節水シャワー交換をした
  • 間取りの変更ができないこともない
  • よい住宅ローンの選び方は自分にあう住宅ローンを選ぶことだ

初心者が気をつけるべきポイント

ここまでがWebライティングの基本的な要素となります。基本を抑えつつ、まず何のためにコンテンツを作成したいのかが肝心です。目的に合わせたコンテンツ作成ルールやマニュアルが設けられていることが多いからです。

コンテンツによるルールの違い(例)

  • SEO重視のコンテンツはキーワードが指定される
  • 品質重視のコンテンツはエビデンスとして使用できる情報が限定される
  • 読みやすさが求められるコンテンツと正確性が求められるコンテンツがある

執筆ルールでは西暦や和暦の表記、単位の表記のルール、Webサイト内での表記揺れや検索エンジン対策としてのキーワードの統一から、「検索順位を上げる」「注意喚起を促す」「面白さ重視」など、目的によって表現方法も変わるので、コンテンツの目的を明確にするのがあらゆる作業のベースとなります。

Webライティングのチェックシートとは?

WebライティングはWeb上のコンテンツ作成には欠かせない技術です。”時間は平等である”とよく言われますが、有限であることに違いはないと思っています。

Webサイトの更新やブログなどの運用がうまくできていない場合には、お悩みに合わせて適切な外注先を探すこともできます。

「これまでの営業手法のみでは上手くいかなくなっている」「Webからの導線を構築しておきたい」とお考えの方は、Webライティングの知識を身につけることも可能です。そのためには、ユーザーと検索エンジンの両方から高品質なページと判断されることが第一です。

コンテンツチェックリスト・53項目(ver2.0)


将来的にWebからの問い合わせ、仕組み化が必須であることははっきりしているので、まずはできることからスタートさせましょう。初心者はコンテンツチェックシートを使うのがおすすめです。

Web集客やWebライティングについて知りたいという方は『まずはこの記事から』をご覧いただけると幸いです。

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