Web集客の知識!リフォーム業のブログ集客のポイント9つ【2023年最新版】
不動産業や建設業とも相性がいいと言われているリフォーム会社。複数の業種との掛け合わせや「住まいに」関連する情報で多角的なアプローチが可能であるため、情報の出し方、見せ方などの専門知識が必要です。
取引先や顧客によって発信する内容が異なるのも特徴の一つです。近年は、Web集客の多様化によってSNSやWebサイト、ブログなどを効果的に活用していく知識も欠かせません。本記事では『リフォーム業のブログ集客で欠かせない9つのポイント』を解説していきます。
- 強みを明確にする
- 顧客が誰かを明確にする
- 受注に近いところからコンテンツ設計
- Googleマイビジネスを使う
- 見た目や雰囲気に気を遣う
- チラシやリアルと連携させる
- SNS集客を取り入れる
- 訴求ポイントを考える
- SEO対策を行う
こちらのページでは効率よく伸ばすために、リフォーム業の仕事の特徴と検索キーワードを解説した情報を掲載しています。
目次
リフォーム業のブログ集客の9つのポイント
リフォーム業の仕事の特徴でもある「複数の業種との掛け合わせ」「住まいに関する情報で多角的なアプローチが可能」である一方、「顧客によって必要な情報が異なる」などが発信する情報を見極める難しさでもあります。
緊急商材と検討商材では発信すべき情報が違ったり。ユーザーによる検索意図の違いやリフォームに求めるテイスト、ニーズの違いであったり。
いろいろな業種と掛け合わせることができるのは強みでもありますが、自社に合う顧客をイメージできていないと情報が顧客の特性に合わずに、検索キーワードとも結びついていないことも多いのです。
そこで考えておくべきことを『リフォーム業のブログ集客で欠かせない9つのポイント』としてまとめました。
『リフォーム業のブログ集客で欠かせない9つのポイント』
- 強みを明確にする
- 顧客が誰かを明確にする
- 受注に近いところからコンテンツ設計
- Googleマイビジネスを使う
- 見た目や雰囲気に気を遣う
- SNS集客を取り入れる
- チラシとリアルを連携させる
- 訴求ポイントを考える
- SEO対策を行う
強みを明確にする:リフォーム系事業者が多いから
リフォーム業とは概念が広いので、住宅、非住宅を問わずに、建物の器具の交換から大規模なリフォームまでのさまざまな工事を指しています。
主要なリフォーム事業者は11種に分類することができます。
リフォーム系事業者の種類 | 中心となっているリフォーム |
地場工務店系 | 戸建て住宅や集合住宅のリフォーム中心 |
ハウスメーカー系 | 自社物件のアフターメンテナンス、戸建住宅のリフォーム中心 |
ディベロッパー系 | 戸建て住宅から集合住宅まで、買取、再販なども含め幅広いリフォーム |
住宅設備機器・建材メーカー系 | 自社商品の利用促進のために水回りのリフォーム中心 |
リフォーム専業系 | 元請けとしての総合リフォーム中心 |
専門工事業系 | メインの事業と合わせ部分的なリフォーム |
エネルギー供給事業者系 | 自社商品の利用促進のために設備機器の更新のためのリフォーム中心 |
ホームセンター系 | 器具の取り替えや交換をメインとしたリフォーム中心 |
家電量販店 | 家電量販店の商品を活用したリフォーム中心 |
インテリア関連企業 | インテリアコーディネートをメインとしたリフォーム中心 |
介護ショップ | 手すりや段差解消、バリアフリーなどをメインとしたリフォーム |
主要な分類だけでも11種もあり、専業事業系は一まとめにしていますが、ここにはさらに多くの事業が入るわけです。それぞれで強みを出していけるかどうかのスタート地点が大切です。
家電量販店の下請けに工務店が入っていたり、リフォーム専業系の下請けに専門事業系が入っていたり、孫請けというケースもあるので、計画的にWebサイトやブログを育てていくことが必要不可欠です。
顧客を明確にする:顧客によって訴求ポイントが異なるから
いろいろな業種と掛け合わせられることからウィズコロナ、ポストコロナによる事業再編や業態転換といった事業再構築補助金の採択率の高さからもマーケットに参入されやすくなっています。
リフォーム業は住宅メーカーや工務店のイメージがありますが、「不動産業+リフォーム業」「建材メーカー+リフォーム業」「設計事務所+建売販売+リフォーム業」「ホームセンター+リフォーム業」「清掃会社+リフォーム業」「インテリア+リフォーム業」など、いくらでも挙げられるほど参入障壁が低いのが特徴です。
また、受注金額が500万円未満の場合、建設業の許可が不要で建物が老朽化する需要もあります。特にコロナで本業が危うくなった業種がサイドビジネスとして入ってきたり、異業種のM&Aにもつながっています。
顧客に対して強みを打ち出すには、顧客が誰なのかを明確にするのがポイントです。
※( )カッコ内が顧客の一例です。
▼すでに受注できているものから考えると…
賃貸不動産の退去時におけるリフォームや修繕などを自動的に受注できている(→不動産会社、不動産オーナー)、マンション管理会社との契約により設備点検や修繕などを継続的に受注できている(→マンション管理会社)、サブコンとしてゼネコンから問題なく受注できている(→ゼネコン)ということであれば、顧客が誰かは比較的分かりやすいと思います。
▼これからの受注先をどう拡大したいか考えると…
たとえば「不動産仲介業+リフォーム業」を営んでいる会社が施工監理を行っている場合に、実際の工事に下請として入る場合、エンドユーザーは一般のお客様で、顧客は(不動産会社)です。
一般的なマンションであれば外壁塗装工事を発注するのは(管理組合)でも、部屋内のリフォーム工事を発注するのは(不動産オーナー)、管理会社が管理契約を受けている範囲(契約内容にもよる)の修繕は、発注者は(管理会社)という具合です。
訴求すべき内容や必要なコンテンツが顧客やエンドユーザーによって180°変わることもあり、強みが上手くアピールできていないことがあると思います。
ここでは一般的なマンション(集合住宅)のリフォームでの顧客とエンドユーザーの例を見ておきます。ブログ集客を行う上では明確にしておかなければなりません。
▼マンションリフォームの顧客とエンドユーザー
リフォームの部位など | 顧客 | エンドユーザー |
外壁塗装や屋上防水などの大規模な修繕 | 管理組合 (※管理の関係上 管理会社との連携が必要なことが多い) 共用部分の管理会社 (※管理会社がマンションの管理者 の場合や管理者が選任されている場合 には選任された管理者) | 管理組合 |
室内の内装リフォーム、リノベーション | 不動産オーナー (※資産管理会社が別途不動産会社と契約 している場合には、不動産会社との絡みも) (専有部分の賃貸管理会社との契約で設備 保証サービスなどをつけている場合はその 範囲内で専有部分の賃貸管理会社) (※サブリース契約などの特殊な契約が あれば契約内容による) | 不動産オーナー (資産管理会社など) |
点検やそれらに関わる修繕 | 管理会社 | 管理組合 |
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まずは現在得意としているリフォーム工事と今後力をいれていきたいリフォーム工事の顧客は誰かを、明確にすることをオススメします。 よく分からない場合には、Webサイト制作時やブログ作成時のヒアリングでターゲットや訴求方法を明確にしていきます。
リノベーション込みのサブリース契約や、資産管理会社、代理人が入っている場合もあるのでそもそも顧客が誰なのかが明確でないとせっかくのコンテンツが無駄になることが少なくありません。
受注に近いところからコンテンツ設計:まずは成果を上げる
リフォーム業では、細かいカテゴリー分け、施工事例や第三者評価としてお客様インタビューなどが受注に近いコンテンツです。受注率を上げるためのページの量産は成果がでやすいので特に新規顧客獲得のためには必須です。受注に近いコンテンツから分ブログを執筆していきます。
ページが増えることによって、「リフォーム」「リノベーション」などのビッグキーワードにも強くなるので非常に需要の大きなキーワード対策にもつながります。
▼BtoBとBtoCのコンテンツのポイント
BtoBのコンテンツのポイント | BtoCのコンテンツのポイント | |
会社案内ページ | ISOの取引先評価や建設業の 経営事項審査など、取引先に 対しては何らかの評価をして いるので、経営に関する 信頼性を高める内容にする。 | 加盟している協会や瑕疵保険、保証など で少しでも安心につながるものは記載する ほか、会社のストーリー、想い、コンセプト を伝える。 |
ブログ | 実績や実務能力の高さ、 ノウハウ記事などのブログを作る。 | 施工事例やお客様インタビュー形式のブログ、 工法やリフォーム時の注意点、営業の仕組み (アンケートや資料請求の流れなど)と連携 するコンテンツを作る。 |
金額 | エンドユーザーに金額が分から ないよう配慮が必要なことも。 | 費用感が伝わるページを用意する。 |
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なお、会社案内ページはトップページと同じぐらい会社の顔として認識されます。チラシ、広告、SNS、ブログなどから流入したらどんな会社か普通は確認したくなりますよね。たとえばBtoB向けでは取引に際し信頼性を上げる内容を掲載する、BtoC向けではコンセプトやストーリ、想いを伝える、ブログでは特に工法やリフォーム時の注意点などが伝わるように内容を充実させましょう。その上で、後述する「SEO対策」を徹底していきます。
Googleマイビジネスを使う:Webサイトと連携している
検討商材であれば「地域名+リフォーム」「地域名+キッチンリフォーム」「地域名+全面リノベーション」など、地域名を加えて検索する人が多いのが事実です。地域名で検索しなくても、リフォーム系のキーワードではGoogleマップが表示されるので、Googleマイビジネスを使うべきでしょう。また、水漏れや設備の故障などの緊急商材を扱う場合にはページの上部にGoogleマップで事業者が表示されるので有効です。
GoogleマイビジネスはGoogleマップと連携する無料で使える会社プロフィールです。営業時間や業務内容などの情報を登録します。特に、すぐに修理をしたいという緊急商材を扱っている場合や地域密着型サービスには必須です。
Googleマップには会社名で検索した際の会社情報として、Webサイトから重要だと思われるページの情報やリンクが貼られるようになっており、Webサイトの情報とGoogleマップが連携しています。(チラシや商品パンフへのリンクが貼られたり、新着情報や、ブログからテキストが抜粋されたりします)
見た目や雰囲気に気を遣う:離脱防止をする
トップページの見た目が洗練されていない場合、どの業種でも離脱されることが分かっています。センスには個人差がありますが、あまりにもダサい、違和感がある、色の組み合わせ方が奇妙である場合には修正した方がよいでしょう。
Webデザイナーは単にキレイに画像を編集したり、見た目を整えているだけではないのです。配色や配置する文字のバランス、伝えたい情報を目立たせるテクニック、イメージを伝える色や役割ごとに把握しやすい配置、人の目線の動き、陰影など、さまざまな工夫をしています。
見た目やセンスについては年齢、性別、価値観などでも感じ方が違うので、言われてもピンとこないことが多いです。アンケートや身近にいる正直な人に聞いてみる(普通は気を遣って本当のことを言わない)ことをオススメしますが、トップページがダサい、施工事例の画像が暗い、InstagramのアカウントがパッとしないなどはNGです。
SNS集客を取り入れる:集客経路の確保
SNSからの流入を意識して検索エンジン以外の流入経路を広げておきましょう。広告機能やビジネス向けの機能を使うこともできます。施工事例のアフターの画像から会社に興味を持ち、コーポレートサイトやブログに流入する傾向があります。
特に女性の使用率が高いInstagramなどはセンスの良い視覚重視の情報発信が大切です。業種によっては向き不向きがありますが、施工事例の画像からリフォームのイメージを膨らませる女性は多いのでリフォーム業はSNSとの相性がよいといえます。InstagramやPinterest、YouTube、Facebookなどが必須になることが考えられるため、早く取り組んだ方が難易度は下がります。
チラシやリアルと連携させる:集客導線を作る
Web、チラシ、リアルは、高額なアプリやツールを使用しなくても上手く連携させることができます。
- 「チラシから興味を持ち、QRコードで見学会やモデルハウスへの予約をする」
- 「Instagramからイベント開催を知り、ホームページから申し込みをする」
- 「チラシから興味を持ち、サイトやブログを訪問する」
- 「SNS広告からランディングページに飛び、資料請求をする」
- 「見学会で書いてもらったアンケートを参考にしながらブログやチラシ作る」
- 「顧客リストから興味のあるブログ情報をメールし予約につなげる」
- 「顧客リストから様々なブログを配信し顧客の趣味嗜好のデータから次のアクションにつなげる」
どの方法が自社に適しているのかは、テストをすることで次に取るべき施策が見えてくることが多いです。
▼リフォームやリノベーションのチラシのポイント!
- チラシとホームページのテイストを合わせる
- モニター募集チラシには募集の理由を記載する
- モニター募集のチラシではビフォーアフターの写真掲載の了承をとる
- チラシには人物のイラストか画像を入れる
- チラシにお問い合わせコードを記載すれば、チラシの効果を確認できる
訴求ポイントを考える:比較されるから
ここでいう訴求ポイントとは、大手と中小の違いや現場経験などの選ばれる理由です。
- 中間マージンがかからない
- 宣伝広告費がかかっていない
- ○年保証で長期アフターフォロー
- アフターフォローが充実
- 施工実績○件以上
- 有資格者や基準をクリアした職人
- 地域密着の地元工事店
- 掃除や後片付けもしっかり
- 独自の仕入れルート
- リピート率○%以上など
訴求ポイントをどこに置くのかで、個性と魅力を伝えることができます。差別化が難しい場合でも組み合わせることで優位性を作り出します。
SEO対策を行う:自然検索からの流入確保
本気で取り組む以上、ブログ単体というよりもWebサイト全体でSEO対策を行う必要があります。施工事例に地域キーワードを含めることができるので、「地域名+キーワード」でのSEO対策がメインになると思いますが、Webサイトを徹底的に作り込む必要があるでしょう。
徹底的に作り込むことで、会社の規模に関係なく検索結果で上位に表示させることができます。広告費をかけなくてもWebサイトを資産化させることも可能だということです。インターネットビジネスやWeb集客の肌感覚を掴むまでに少し時間差が生じるので、SEOガイドラインを参考にしながら効率化すれば最小限のリスクで取り組むことができます。
検索されやすいキーワードのことを『サジェスト』といい、サジェストにキーワードを掛け合わせることもあります。
▼リフォームのサジェスト例
リフォーム マンション | リフォーム会社 | リフォーム相場 | リフォーム おしゃれ |
リフォーム 風呂 | リフォーム トイレ | リフォームローン | 優良リフォーム会社 |
リフォーム リノベーション 違い | リフォーム会社 安い | リフォーム会社 選び方 | 悪質リフォーム会社 |
水回り リフォーム会社 ランキング | リフォーム会社 ランキング 地名 | リフォーム会社 一覧 | リフォーム会社 評判 |
SEO対策については、施工事例、専門記事、第三者評価ページ、地域ごとの固定ページなど、コンテンツが多いほど有利になります。後でリライトによってSEO対策を施すこともできるので、第一にコンテンツを増やすことが大切です。
リフォーム会社のブログの特徴
成功しているリフォーム会社のブログの特徴は下記の通りです。キーワードの組み合わせとブログの特徴について、ぜひ参考にしてみてください。
リーフォーム会社のブログで軸となるのは「地名キーワード」ですが、「東京」「横浜市」「千葉」の地名と「リフォーム」「内装リフォーム」「水回りリフォーム」のキーワードから、ブログの強みを比較した情報を一覧でまとめました。
キーワード例 | 検索順位1位の会社のブログの特徴 | 何がすごいの?どんな手法?【ブログの強み】 |
東京 リフォーム | ノウハウ、商品、住まいに役立つ情報ブログを発信。 得意分野ではなくても、需要のある情報から 興味を持ってもらう戦略。 | 差別化するために使われる効果的な手法(差別化が難しい場合にも使える) |
横浜市 内装リフォーム | 多数の画像を使用した施工事例ブログを発信。 特徴のある施工内容のみをブログで発信し センスと細やかな対応を伝える戦略。 | 安いから有名だからよりも、体によい、安心、透明性などのSDGsの考え方を消費のニーズにマッチさせる手法 (ストーリーへの共感を軸にして、消費ニーズにマッチさせるのが効果的) |
千葉 水回り リフォーム | 水回りの部位ごとに固定ページを作成の上、 部位ごとのカテゴリー分け、施工事例ブログを発信 することでさまざまなキーワードに対応させる戦略 | カテゴリー、タグなどを上手く使い、 多くのキーワードでSEOを取り入れる手法 (リフォームの部位、悩み、費用、素材、施工ポイントなど多くのキーワードに対応できる) |
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特徴①:施工事例やノウハウブログを充実させる
「リフォーム」「リノベーション」+「地名キーワード」では、不動産系、リフォーム系のポータルサイトが有利な場合が多い(エリアキーワードにもよる)ので、施工事例ブログやノウハウブログを充実させる戦略をとるリフォーム会社が多いようです。
特徴②:受注したい工事以外から集客する
内装リフォーム、リノベーションをメインとしている会社が給湯器交換のブログから集客、外壁塗装工事をメインとしている会社が雨樋交換のブログから集客、などメインの工事ではなくても需要の多いものを集客に使うことがあります。
特徴③:施工事例を増やすのが王道
事例が少ない場合にはノウハウ系の記事で情報量を増やし、事例が多い場合には事例を増やすことで多くのキーワードに対応させるのが王道といえます。施工事例、お客様レビュー、ノウハウ系情報を増やせればかなり有利になります。
特徴④:サブサイトを作る
多くの工事を取り扱っており、施工事例が増えることでかえってキーワードの関連性が弱くなることがあります。「ページを増やしたのに検索順位が下がった」と相談にこられた方もおられました。
「コーポレートサイトとは別に専門ブログを作る」「キーワードの関連性を調整する」などを、お試しいただくことで成果が上がりやすくなります。キーワードの確認をしながら事例を増やしていくようにしましょう。キーワード同士の相性が良くない時にはサブサイトを作ることで相乗効果が得られます。
特徴⑤:読み込み速度の高速化をする
施工事例やお客様レビューの数が多くなる分、速度を高速化する必要があるためWebサイトによって必要な処理をします。
たとえば、ネットワーク処理としてテキストファイルの圧縮(不要なスペースなどを削除したり、アルゴリズムでファイルを書き換えるなど)、画像ファイルの圧縮、画像の遅延読み込みなどが挙げられます。
効果的なSEOガイドラインの作成
計画的により質の高い仕組みづくりのために最も適している方法が『SEOガイドライン作成』です。
個別のWebサイトによって最適なルールづくりが必要です。全ページに共通するルール、カテゴリーのルール、表記ルールなどを分かりやすくすることでページのクオリティを担保できます。Googleからのペナルティーを防いだり、Webサイトの管理者、投稿者、寄稿者などが数人で共通の認識を持てるようになるので、効率のよい活用の仕方といえます。
SEOの3KING(スリーキング)といわれている『URL』『titleタグ』『H1タグ』を修正するだけでも、検索順位が改善されるので、これはブログに限らず、施工事例や会社概要ページなどをも簡単に最適化させるチャンスです。
日本におけるリフォームの市場規模
リフォームの市場規模は以下の年次データを参考にすることができます。(株)矢野研究所によると住宅ストックの76%がリフォーム適齢期住宅であり、リフォームの潜在顧客は全世帯の6割を超えているとしています。
『2021年度のリフォームの市場規模は6.9兆円、2022年度は6.5〜7兆円の予測』です。
>>参考サイト情報
- (株)矢野経済研究所→「住宅リフォームの市場に関する調査」
- 国土交通省→「住宅市場動向調査」
- 国土交通省→「建築物リフォーム・リニューアル調査報告」(令和2年第二四半期)
- 中小企業庁→「自然災害リスク」
- GAS(米海洋大気庁)とECMWF(ヨーロッパ中期予報センター)の情報→「10日先の台風の進路なども」
施工事例ブログの注意点
リフォーム会社の施工事例ブログというのは、Web集客をする上で必ず作り上げていかなければいけないコンテンツです。一貫性のあるものを積み重ねていくだけなのですが注意点があります。
「リフォーム事例」「リフォーム事例 マンション」「リフォーム事例 戸建て」のキーワードの 検索順位1位から3位のページ にはどのような情報が掲載されているのか、外してはいけないポイントなどをまとめました。
キーワード | 1位のサイト | 2位のサイト | 3位のサイト |
「リフォーム事例」 | メーカー3社のリフォーム事例集 ページ ①条件や費用から事例を探せる ②事例数が多い ③リフォームのポイト、 平面図、お客様の声 総工費などを記載 ※画像はアフターのみ | ロハススタオの一戸建ての事例一覧ページ ①条件を絞り込んで事例を検索できる ②事例数が多い ③施工ポイント、施工部位 使用した素材、施工費用 などを記載 ※画像はアフターのみ | LIXILのリフォーム 事例集ページ ①戸建て、マンション、 空間別、こだわりポイントから事例を探せる ②事例数が多い ③プランニングのポイント、 おすすめのリフォーム事例、 総工事費などを記載 ※画像はアフターのみ |
「リフォーム事例 マンション」 | ロハススタジオのマンションの事例一覧ページ ①条件を絞り込んで事例を検索 できる ②施工ポイント、施工部位、使用した素材、施工費用、お施主様の声などを記載 ※画像はアフターのみ | リノベりすのマンション リノベーション事例一覧ページ ①建物タイプから事例を探せる他、多様なニーズに対応できる 検索条件を用意 ②使用素材、平面図などを記載 ※画像はアフターのみ | リショップナビの おしゃれな事例5選 ①ビフォアフター、 マンションリフォームの 注意点、費用相場など を記載 ※ビフォーアフター |
「リフォーム事例 戸建て」 | ロハススタオの一戸建ての事例一覧ページ ①条件を絞り込んで事例を検索 できる ②事例数が多い ③施工ポイント、施工部位 使用した素材、施工費用 などを記載 ※画像はアフターのみ | 住友不動産の新築そっくりさん ①平面図、工事費用などを記載 ※ビフォーアフター | リノベりすのマンション リノベーション事例一覧ページ ①建物タイプから事例を探せる他、多様なニーズに対応できる 検索条件を用意 ②使用素材、平面図などを記載 ※画像はアフターのみ |
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事例一覧ページのポイントとしては…
- 条件やこだわりポイントから事例を探せるようになっている
- 施工のポイントや使用素材、施工費用、お客様の声などを紹介している
- プライバシーに配慮し、アフターのみの画像を使用することが多い
- トイレ、バスなど、水回りの一部の画像のみビフォー画像を使用している
- 画像は水平と垂直を合わせ、魅力的に見える撮影をしている
人物が写っている画像や、家を特定できる画像の掲載には気を遣うようになってきているようです。
また、事例一覧ページは事例数が多く、続きページとなっているので検索エンジンにインデックスさせないページの設定など重複コンテンツ対策も必要ですね。
そして、なんといっても施工事例ブログでページを増やしておくのは、事例の多い会社だから信用ができるというだけではありません。私が強くおすすめしている理由は、後で必ず効いてくるからです。「リフォームキャンペーン」や「水回りリフォームキャンペーン」など、大手が広告を打つキーワードで、上位表示させやすいからです。事例数が多いことでいろいろなキーワードと組み合わせやすいのです。
リフォーム業のブログ集客のまとめ
以上、リフォーム業のブログ集客のポイントとして「施工事例」や「お客様インタビュー記事」をアップするだけでもWebサイトの価値が上がり地名キーワードでのSEO対策もしやすいので、情報発信をするメリットが伝わったと思います。
ここでは詳細には触れませんでしたが、マンション(集合住宅)のみをとっても、複数で共有しているマンション、マンションの全部屋を一人が所有しているマンション、この違いだけでも営業すべき相手、つまり顧客が異なるのです。その部分を理解せずに情報発信をするのは遠回りになります。
Web集客の細やかな情報については『セールス&Web集客フォロー講座メールマガジン』で基礎知識を学習できます。
社員のインタビュー記事や社員ブログ、SNSからの告知によって、コストをかけずに求人に成功した事例も増えています。応募する前に必ずWebサイトやブログ、SNSなどからチェックするのは会社説明会よりも社員ブログの方が会社の雰囲気などが伝わるからでしょう。
会社の雰囲気は顧客にも伝わります。どのような雰囲気を伝えるのがベストなのかは顧客によっても変わります。
顧客とエンドユーザーを明確にした上で、SEOガイドラインで仕組みを構築しておきましょう。ガイドラインで基本を抑えておけば応用ができるので考える力も育ちます。
ビジネスを続けていく上で、必ず作り上げておかなければいけないのが仕組みです。
2022年4月より大気汚染防止法の改正でリフォーム工事前には、アスベスト調査が義務化されています。これによって塗装業界などにも影響が及ぶ可能性があります。
2025年以降に施行される予定の「4号特例縮小に関する法案」が可決されていますので、構造上の問題や、既存不適格になる建物が売れにくくなったり、法改正による住宅価格の値上がりなども考えられます。
インボイス制度の導入によって一人親方の法人化や、中古住宅の市場活性化のための助成金、コロナによるよる住まいにおけるニーズの変化、それによる検索キーワードの変化にも留意した仕組みの構築が求められます。