無料ツールを使ったリフォームブログの書き方③:サジェストツール+キーワードプランナー
「ブログで検索順位を上げたいのですが、良い方法はありませんか?」「WebサイトやLPのキーワード選定のやり方が分かりません」
会社の方針によりブログマーケティングを強化することになったり、LPやブログの執筆が必要になることもあるでしょう。その際にはキーワード選定を行わなければなりません。広告運用のプロでもなく、SEO専門会社でもない場合 「もっと簡単に順位を上げる方法はないの?」「有料のツールを使うのはちょっと…」と正直、思いますよね?
そこで、無料ツールのみを使ってリフォームブログを執筆するためのキーワード選定の方法をご紹介します。
- ブログの書き方が分からない
- 検索結果の順位を上げたい
- キーワード選定のやり方を知りたい
- まずは無料ツールを試してみたい
- どんなコンテンツを作ればよいのか分からない
ここで使用する無料ツールは…
・らっこキーワード
・キーワードプランナー
・Extract People also search phrases in Google
全部無料で使えるので、試してみてください!
※無料ツールは、組み合わせて使うことをオススメします。
目次
キーワード選定で使える無料ツール
ホームページやブログの運用にはキーワード選定が必須です。一般ユーザーはキーワードから知りたい情報を検索するので、どんなキーワードで検索されるているのかを理解する必要があります。そこで重要なのが、 「キーワードのリスト化」 です。誰も検索しないキーワードでページを作っても訪問される確率は低いので、コンテンツ作成の知識として抑えておくべきでしょう。
ブログを書くときにおすすめの無料ツールをについては下記にも詳しくまとめていますので、ぜひご参考にしてみてください。
⇒不動産会社が集客できるブログの作り方のコツ
▼今回使用するキーワードツールは下記の通りです▼
- 関連キーワードを取得する……ラッコキーワード
- キーワードのボリュームをチェックする……キーワードプランナー
- キーワードの組み合わせを確認する……Extract People search phrases in Google
今回はラッコキーワードというツールからキーワードをピックアップしていきますが、いろいろなキーワード取得ツールを試しながら使いやすいものを使う、Pythonでデータをまとめる、などで関連キーワードを取得していきます。
ちなみに有料ツールではボリュームもチェックできますが、無料版ではボリュームまではチェックできないので、Googleの広告ツール「キーワードプランナー」で検索ボリュームを調べます。
キーワードのリスト化というのは、検索ボリュームがわかるキーワードリストの作成をしておくということです。キーワードリストからコンテンツを作るやり方は、コンテンツ制作会社やSEO専門会社が行っている方法です。ここではキーワードの組み合わせや検索の関連性の精度を上げるためにGoogle拡張機能も使用していきます。
今回ピックアップするキーワードは 「リフォーム 中古住宅」 です。
まず、これからやることと、ポイントを整理しておきましょう。
「キーワードをリスト化する」→「タイトルを決める」→「本文を書く」です。リスト化のためにまずは関連キーワードを取得していきます。
関連キーワードを取得する:ラッコキーワード
「ラッコキーワード」は、関連キーワードを取得できる無料ツールです。ここでは「リフォーム 中古住宅」と入力してサジェストを取得しました。関連キーワードを取得したら、全コピーまたは、CSVで出力することができます。どちらでもOKです。
「リフォーム 中古住宅」のキーワードの特徴としては、地名キーワードや費用などの購入意欲のある掛け合わせキーワードが多いということです。中古住宅を購入してリフォームやリノベーションをしたい、中古住宅に住んでいるのでリフォームを検討しているユーザーが検索するキーワードであるといえます。
検索ボリュームが大きく購入意欲のあるキーワードは多くの企業が狙うのでサイト設計とコンテンツ設計が欠かせません。
関連キーワードにざっと目を通してみても、費用がいくらかかるのか、居住しながらのリフォームは可能なのかということから、リフォーム済みの不動産を探している、リフォームをしてから売却をしたい、火災保険や助成金を使ったリフォームはできないかというさまざまな検索意図が読み取れます。
キーワード(例)
- 中古住宅 リフォーム 長野県
- 中古住宅 名古屋 リフォーム
- 中古住宅 リフォーム 物件
- 中古住宅 リフォーム 売却
- リフォーム 中古住宅 価格
- リフォーム 中古住宅 費用
- リフォーム 中古住宅 いくら
- 中古住宅 リフォーム 200万
- 中古住宅 リフォーム 300万
- 中古住宅 リフォーム 1000万
- 中古住宅 壁紙 リフォーム
- 中古住宅 リフォーム 会社
- 中古住宅 階段 リフォーム
- 中古住宅 火災保険 リフォーム
- 中古住宅 カビ リフォーム
- 中古住宅 リフォーム 価格
- 確定申告 中古住宅 リフォーム
- 中古住宅 居住中 リフォーム
- 中古住宅 購入 リフォーム 流れ
キーワードのボリュームをチェックする:キーワードプランナー
「キーワードプランナー」はGoogleの広告運用をするためのツールです。無料でキーワードの月間平均検索ボリュームをチェックすることができます。Googleのキーワードプランナーにログインし「検索のボリュームと予測のデータを確認する」から、キーワードを貼り付けて「開始する」をクリックします。先程、ラッコキーワードでコピーしたキーワードを貼り付けるだけです。
検索ボリュームが表示されたら、Googleスプレットシートに保存またはCSV出力をします。このようにしてある程度のキーワードリストを作ってからページやブログを作成していきましょう。
ここで作成したリストをもとにタイトルを考えていきますが、タイトルタグはGoogleの検索結果に表示される主要なテキストです。
タイトルには無理にキーワードを詰め込んで不自然にならないようにする必要があります。タイトル内で言葉を繰り返したり、他のページと重ならないように気をつけます。 タイトルタグとH1タグは両者ともにSEOを最適化させるための重要なタグです。
キーワードの組み合わせを確認する:Google拡張機能
ブログを書く前にはキーワードリストを作成しますが、コンテンツの設計図のようなものがキーワードリストと考えます。ただ、ボリュームや競合性が分かってもキーワードの関連性がつかめないことがあります。
ここでは「中古住宅 水回り リフォーム費用」のキーワードでブログを書く場合を想定して、キーワードの関連性を簡単に確認できるGoogleの拡張機能「Extract People search phrases in Google」を使用していきます。
「Extract People search phrases in Google」で検索し、簡単にインストールできるので、インストールが完了したらchromeから検索したいキーワードを検索します。「中古住宅 水回り リフォーム費用」で検索すると、「他の人はこちらの検索」では、水回りのリフォーム費用を知りたいと思っているユーザーがどんな検索をしているのかが表示されます。
サジェストや関連するキーワードをページ上に表示してくれる拡張機能で、検索結果を見ながら関連キーワードの確認ができるので、コンテンツを作成する際の時短になります。リフォーム費用について調べているユーザーは補助金、リノベーションの失敗事例、中古マンションと一緒に購入する際のリフォーム費用などの情報も調べているということが分かれば、さらにどのようなコンテンツを増やしていけばよいのかのヒントになりますね。
検索ボリュームが多いキーワードでは、Webサイト自体の評価が上がっていないと、検索結果で上位に表示されにくいことが多いので、関連するコンテンツを増やしていくことで相乗効果が得られるでしょう。
一人称と三人称の違いとは?
小説などは「起承転結」、プレゼンやWebライティングなどでは「結論から伝えるPREP法かSDS法」などを大事にしますが、書き方として一人称、三人称、神の視点という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
一人称は「私は」「自社は」という視点で、三人称は主人公から見た別の人からの視点です。リフォームブログを書く場合にはどの視点で書くのかをコンテンツごとに統一しないと、読み手が混乱してしまいます。無意識に違和感を感じると読み手に内容が伝わらないどころか気づかないうちにコンテンツ自体がマイナスになってしまうのでので注意が必要です。
種別 | 一人称 | 三人称 | 神視点 |
意味 | 「私は」「自分は」「自社は」という視点 | 自分ではない第三者の視点 | 筆者、第三者以外の視点 |
考え方 | 自社や筆者の視点で書く | お施主様、お客様などの視点で書く | 上から俯瞰する視点で書く |
ブログの文字数は何文字が最適?
「ブログの文字数は何文字にするのが一番いいの?」「Webサイトの固定ページの文字数は増やした方が有利なの?」という疑問をお持ちかと思います。
意外だと思われるかもしれませんが、文字数も重要な要素の一つです。
コンテンツの文字数で悩んだら実際に検索結果を確認するのが確実です。たとえば「リフォーム 中古住宅 いくら」というテーマでブログを書く場合、実際にインターネットで検索します。そして検索結果の1位〜3位(できれば1位〜5位)の文字数を調べます。
- 1位のブログ→10,619文字
- 2位のブログ→8,692文字
- 3位のブログ→4,875文字
「リフォーム 中古住宅 いくら」のキーワード=8,868文字 が目安!
※Webサイトのドメインの強さとキーワードによっても変わります。ブログやWebサイトの文字数、ブログ以外で順位を上げるテクニックを学びたい方はこちらからご相談ください。
上位1位〜3位のブログの平均文字数に10%を加算した文字数が、最適な文字数といえます。Webサイト自体の評価があまりにも低すぎる場合には、もう少し難易度が上がるので普段からWebサイト全体の評価を上げておくことを意識しましょう。
ユーザーのニーズがあり、購買意欲も高いキーワードはどの会社もコンテンツに力を入れています。重複コンテンツ対策を求められるので、コンテンツの作成が遅れるほど不利になることはわかると思います。(重複しないように言い回しを変えるにも限度があり違和感のある内容になることも)
施工事例ブログについては下記でも取り上げているので、チェックしておいてください。
⇒リフォーム業のブログ集客のポイント
リフォームブログの書き方まとめ
以上、無料ツールのみを使ったリフォームブログ書き方として「キーワード選定ツール:ラッコキーワード」「検索ボリュームチェックツール:キーワードプランナー」「サジェストツール:Extract People search phrases in Google」を使用しました。
この3つのツールのみでも、キーワード選定や関連キーワードをすばやくチェックすることができるので、確実に時短になります。
・無料ツールのみを使った不動産ブログの書き方①では、ブログの品質を上げるために使用するツールを紹介しています。
・無料ツールのみを使った不動産ブログの書き方②では、実際に記事を書いていく際に使用するツールを解説しています。
「地名 リフォーム 中古住宅」「地名 中古住宅 リフォーム」のキーワードでは、リフォーム済み、リノベーション済みの物件を掲載している不動産系のポータルサイトが上位に表示されます。リフォーム済みの中古住宅を探している人が知りたい物件情報が多く掲載されているからです。
地名キーワードで有利に表示させたい場合には、 ブログだけではなくWebサイトのテキストやサイト構成、施工事例などを最適化させます。
不利なところで戦うと、成果を出すのは容易ではありません。自社の強みを活かした戦略をとることが重要です。
・【Webライティングとは?】基本の書き方と初心者が気をつけるべきポイント!
・無料ツールを使った不動産ブログの書き方①〜キーワードツール・見出し抽出ツール
・無料ツールを使った士業ブログの書き方② 〜校正ツール・表記ゆれチェックツール
・無料ツールを使ったリフォームブログの書き方③〜サジェストツール・キーワードプランナー